韓国“鉄鋼の輸出”不振で危機。「K-スチール法」と言い出す。

広告
おススメ記事

韓国の鉄鋼業がいよいよマズイと認識され、国内でも危機感が高まっています。

中国からは安値ダンピングの鉄鋼製品が押し寄せ、最大市場であるアメリカ合衆国では「高関税」によって競争力を喪失しようとしているからです。

韓国最大の鉄鋼メーカー『POSCOホールディングス』も直近の業績は、2025年第2四半期時点で、対前年同期比「営業利益:-18.7%」「当期純利益:-85.5%」という惨状です。

合衆国による高関税は、

2025年03月12日:25%
2025年06月04日:50%

と上昇しました。

韓国の「鉄鋼輸出の対前年同期比」は以下のように推移しています。

2025年
01月:-4.9%
02月:-4.4%
03月:-10.6%
04月:+5.1%
05月:-12.4%
06月:-6.1%
07月:-5.4%
データ出典:『韓国 産業通商資源部』各月「輸出入動向」

2025年の鉄鋼輸出は不振です。

危機なので「K-スチール法」と言い出す

「K-スチール法」なるものが与野党合同で議員から発議されようとしています。

政府与党に成りおおせた『共に民主党』と野党に転落した『国民の力』の議員100人ほどが、2025年08月04日に「Kスチール法」を発議しました。

正式な法案名は「鉄鋼産業競争力強化およびグリーンスチール技術転換のための特別法」ですが、「大統領が中心となって鉄鋼産業への国家的支援に力を入れるべきと表明すること」を主旨とするヘンな法案です。

この法案では、大統領を委員長とする「鉄鋼産業競争力強化特別委員会」を設置し、5年単位の基本計画を策定する――とのこと。

脱炭素鉄鋼技術(例:水素還元など)の開発・導入
⇒補助金・融資・税制優遇・生産コスト支援

特区設置による規制緩和
⇒許認可簡素化・予備調査免除・税制支援・インフラ支援

不公正貿易への対抗
⇒原産地強化・輸入制限・政府の直接対応権限

産業構造・需給問題の支援
⇒税制・財政支援による再編・需給調整・新需要喚起

――といった内容ですが「どこにナンボ突っ込むのか」はまだ決まっていません。

またぞろ「補助金を突っ込む」話です。

どこにそんな金があるんだ――ですし、今から鉄鋼業に金突っ込むの?という話です。

ただし日本は、アジェンダに挙がっている「脱炭素鉄鋼技術」については要注意です。

文在寅時代から「日本企業の技術をパクろう」と画策しているからです。

「韓国政府のあまりの妄想」に韓国メディアからも猛烈批判。「日本の製鉄技術」をなめないでください
韓国政府が2021年10月18日に公表した「2050年カーボンニュートラル」シナリオがあまりにも「お花畑の内容」でしたので、Money1でいささか表現のきつい記事を公開しましたが、韓国メディアからも政府シナリオを批判する記事が次々と出ていま...

「増税メガネ」岸田文雄が韓国に甘い顔をして水素関連技術で協力をする――などとし、何を言っているのかよく分からない石破茂がその路線を踏襲しています。

日本企業の皆さんは、経産省が何を言ってこようとも、日韓議連のクズ議員が何を言おうとも、韓国企業に決して甘い顔をしてはいけません。ただの技術泥棒ですから。

韓国鉄鋼企業など業績が傾いて飛んでくれた方が日本のためです。

(吉田ハンチング@dcp)

広告
タイトルとURLをコピーしました