韓国は「詐欺の多い国」といわれます。故なくそのような呼称があるわわけではありません。
例えば、2017年09月には近現代史研究家の細谷清先生が、韓国の最高検察庁年報を調査し、人口10万人当たりの詐欺事件の発生件数が日本の16倍にもなることを発表していらっしゃいます。
⇒参照・引用元:『zakzak』「韓国は『詐欺大国』 犯罪件数増、ナント日本の16倍! 近現代史研究家・細谷清氏が寄稿」
その韓国で詐欺事件の数が急増しており、10年前と比べて約1.5倍とかなり危険な数字になっています。
「AIを駆使して仮想通貨で大もうけする!」などの投資詐欺が増加!
韓国の検察庁がまとめた統計データによると、2019年度に起こった「詐欺事件」の数は33万3,939件。27万8,566件だった2018年度と比べて19.9%も増えています。
さらに年をさかのぼると、2009年は詐欺事件の件数が22万4,888件だったので、現在は10年前よりも48.5%も増えていることになります。
中でも増えているのが、「必ず儲かる」と言ってお金を集めてそのまま消えてしまう投資詐欺。
最近では「AIを駆使して仮想通貨のやり取りを行い、莫大な収益を得られる」という詐欺も登場しています。
こうした投資詐欺は、数千人もの被害者を生む大型犯罪だけでなく、高齢者やお金の知識がない若者を狙った小規模な事件も多いとのこと。ただ投資資金を集めるだけでなく、配当を引き出すためにお金が必要といってさらにお金を支払わせるなど、そのパターンも変わってきているといいます。
2020年に入ってからは、コロナ禍の影響で品薄になった「マスク」や、『どうぶつの森』のブームで在庫がなくなった『Nintendo Switch』をエサに(韓国でも大人気です)、お金をだまし取る事件も急増。「お金を振り込んだのにSwitchが送られてこない」という事件が起こっています。
韓国で詐欺が減らない理由は……量刑が軽いから?
韓国では強盗や殺人といった犯罪は10年前と比べて減少していますが、詐欺事件だけはなぜか減るどころかぐんぐん増加中。
その理由は「処罰が甘い」ことにあるのではないか、といわれます。
実は被害金額が1億ウォン(約880万円:2020年6月1日のレート「1ウォン=0.088円」で換算)以下の一般詐欺は懲役6カ月~1年6カ月。相当悪質な場合でも、1億ウォン未満なら最大で2年6カ月と非常に短いのです。
「罪を犯してもリスクが少ない」ので、韓国では「詐欺事件で捕まった犯人が出所してまた詐欺事件を起こす」という犯罪のループができあがっているのです。警察も取り締まりを強化するとしているものの、根底の部分を何とかしないと、これからも韓国の詐欺事件は減らないのではないでしょうか。
⇒参照・引用元:『毎日経済』「`収益率元金の5倍`黒い手の誘惑…詐欺師10年の間に48%も急増」
(芦屋メッキ@dcp)