韓国では今、個人投資家が急増し、株式投資が一大ブームになっています。新型コロナウイルス騒動で急落したので、底で拾って利を取ろうというわけです。
このムーブメントを起こしている個人投資家のことを「東学アリ」と呼ぶのですが、一方で「西学アリ」と呼ばれる個人投資家もいます。
韓国の個人投資家「テスラ株」に36億ドル突っ込む!
これは海外株式市場、特にアメリカ合衆国の株式市場に狙いを絞ってお金を突っ込んでいる個人投資家のことです。
で、どんな銘柄に投資しているのかというと……韓国の「韓国預託決済院」のデータによれば、2020年08月28日基準で第1位は電気自動車メーカー「テスラ」なのです。
同日基準でテスラ株の保有残高はなんと「36億7,140万ドル」(約4兆3,400億ウォン)に達しています。
『亜州経済(韓国版)』によれば、
昨年末(2019年:筆者注)基準で国内投資家が保有しているテスラ株規模は全体海外株式のうち、8位に該当する1億4,479万ドル水準にとどまった。
でしたので、韓国人投資家によるテスラ株の保有額は35倍に膨らんだわけです。
09月01日から株価は墜落!
ところが……以下のチャートをご覧ください(チャートは『Investing.com』より引用/日本時間09月09日13:19現在)。
09月01日から株価は墜落し、09月01日の始値は「502.14ドル」だったのに、09月08日の終値は「330.21ドル」です。
なぜテスラ株がこのように急騰して、急下落したかといいますと、テスラの株式が「S&P500」に採用されるという話があったのです。その期待と共に株価は盛り上がっていったのですが、「採用されませんでしたー!」となってチャンチャン。
さて、西学アリの皆さんはうまく切り抜けられたでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)