中国の御用新聞が今にも戦争を始めそうな勢い。日本が台湾紛争に参加するシナリオも想定

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中国共産党の英語版御用新聞『Global Times』の紙面が好戦的できな臭くなっています。

これは台湾を巡ってアメリカ合衆国との対立が激しくなっているため。

例えば、2020年09月25日付けの記事では、

合衆国軍を台湾に戻すと「軍隊による統一」が開始される

という記事があり、以下のように結ばれています。

(前略)
合衆国軍が取る行動に関係なく、人民解放軍は戦略的焦点を維持し、引き続き分離主義者と外国の介入阻止を目的とした演習で準備することになる、とソン氏(中国の軍事評論家:筆者注)は述べ、人民解放軍は合衆国日本が参加する最悪のシナリオに備える必要があると指摘した

⇒参照・引用元:『Global Times』「合衆国軍を台湾に戻すと『軍隊による統一』が開始される」(原文・英語/筆者(バカ)意訳)

うちの国も参加することになっています。この場合は「最悪のシナリオ」だそうです。

うちの国はそう簡単にホイホイ武力紛争に参加することはできないようになっているのですが、軍事評論家のソンさんはそのことをご存じなのでしょうか。

また、同じく09月25日付けの

台湾のミサイル実験はPLA(人民解放軍:筆者注)にとって脅威ではない:専門家

という記事では、

(前略)
中国国防部(MND)の報道官、タン・ケフェイ上級大佐は木曜日に北京で開催された定例記者会見で、PLAは台湾を中国から分離しようとする「台湾独立」部隊を断固として打倒すると語った。

報道によると、最近人民解放軍の航空機は台湾海峡の空域で訓練を実施している。

タンは、外国の干渉と少数の「台湾独立」分離派とその活動を標的にすることにより、国の主権と領土の完全性を保護する人民解放軍の決意と能力を実証することが目的であると述べた。
(後略)

⇒参照・引用元:『Global Times』「台湾のミサイル実験はPLAにとって脅威ではない:専門家」(原文・英語/筆者(バカ)意訳)

よくまあこれだけ恫喝(どうかつ)の言葉が並ぶものですが、これが同紙の編集方針なのでしょう。

同紙の胡錫進(Hu Xijin)編集長は、ある意味有名人ですが、この人の興味深いところは自ら率先して中国共産党の代弁者のように語る点です。


↑同紙編集長が自ら「合衆国と台湾への警告」を語るPHOTO(C)『Global Times』

例えば、最新の紙面では編集長自ら「If the US and Taiwan don’t take the mainland’s red line seriously, war will come」(合衆国と台湾が中国本土の赤い線を深刻に受け取らないなら戦争になるだろう)などという物騒なタイトルの動画に出演して熱弁を振るっています。

今にも戦争を始めるぐらいの好戦的な紙面ですが、これは合衆国と台湾の動きが相当効いている証明でもあります。

(吉田ハンチング@dcp)

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