ETNとはナニか? ETFと比較して信用リスクがあります

広告
おススメ記事

昨日VIXインバースに連動したETNが早期償還になってしまった件をご紹介しましたが、この「ETN」とはナニかご存じでしょうか?

ETF」は「Exchange Traded Funds」の略で、ある指標(INDEX)への連動を目指す上場された投資信託です。最近では、つみたてNISAの投資対象商品として一般にもETFという名称はよく知られていますね。

一方の「ETN」は「Exchange Traded Note」の略で、「指標連動証券」また「上場投資証券」と訳されます。特定のINDEXに連動することを目指しており、市場に上場された金融商品です。

つまり、ETF、ETNは両方とも

・あるINDEXと連動するように設計されている
・市場に上場された金融商品

という点では同じなのです。
では、どこが違うかといいますと、

●ETF
ETFの発行体が裏付け資産となる構成銘柄を保有する

●ETN
ETNの発行体は裏付け資産を保有しない。金融機関などの発行体がそのINDEXとの連動を保証する

という差異があります。つまりETNの方では「信用リスク」が高いわけです。ETNの上場については、発行体の財務状況や信用格付けなどについては厳格に審査が行われ、また廃止基準も設けられているのですが。

Money1でご紹介した、VIXインバースに連動したETNのドボンがあったため、ETF、ETNにおいては、より詳細に商品について説明する条項を付け加えるべき、という議論が一部でされています。ただ、このようなINDEX連動商品はどんどん新規開発されているのです。

(柏ケミカル@dcp)

タイトルとURLをコピーしました