トランプ大統領は「貿易戦争なんか起こっていない」なんてうそぶいていますが、米中の第1弾関税付加はすでにゴーされていますので、事実上戦争状態といってもいいでしょう。
そのせいもあってアメリカの株式市場は04月06日も下落しました。しかも2%以上となるひどい下落です(チャートは『Bloomberg』より引用)。
●NYダウ工業株30種
始値:24,373.60
安値:23,738.20
高値:24,434.40
終値:23,932.76
▲572.46(▲2.34%)
●S&P500種
始値:2,645.82
安値:2,586.27
高値:2,656.88
終値:2,604.47
▲58.37(▲2.19%)
●ナスダック総合
始値:6,999.57
安値:6,877.76
高値:7,066.64
終値:6,915.11
▲161.44(▲2.28%)
自分の施策でこれほどまでに株式市場を毀損しているにも関わらず、トランプ大統領は「中国は貿易障壁を下げるだろう。そうすることが正しいからだ」と発言しています。
しかし、メンツにこだわる中国がそう簡単に引き下がるとは考えられません。現在注目されるのは04月10日に予定されている「博鰲(ポアオ)アジアフォーラム」での習近平の演説です。
トランプ大統領は「習国家主席と私は常に友人であるだろう」とも述べていますが、果たしてそんな甘い観測が通用するでしょうか!?
(柏ケミカル@dcp)