中国・東北部「暑っ」。例年にない異常な4つの特徴とは

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↑2025年06月24日の気温。どうですかこの猛暑。まだ06月なのですよ。データ出典:中国国家気象局

中国の東北部が異常な高温に見舞われています。

『網易』の記事では以下のように書いています。

06月下旬に入り、本来であれば東北は気候が快適で、昼夜の寒暖差もはっきりしているはずの時期である。

しかし、今年はそれとはまったく異なった。

06月24日から、東北地方はまれに見る強烈な高温に見舞われ、異様なまでの暑さとなった。黒竜江、吉林、遼寧、内モンゴル東部では、昼間の気温が非常に高いだけでなく、夜間も涼しさが感じられなかった。
(後略)

2025年今季の異常な高温には以下の4つの特徴がある――としています。

第1の特徴「範囲の広さ」
この高温は局地的な急襲ではなく、東北平原全体をほぼ覆っていた。

06月24日から26日にかけて、標高の高い山地を除き、東北全域で概ね30℃を超え、ほとんどの平野部では35℃以上に達し、まるで全体が「かまどモード」に突入したかのようだった。

第2の特徴「強度」
瀋陽では6年ぶりに35℃の高温ラインを突破し、長春も5年ぶりに高温のしきい値を超えた。

ハルビンは35℃を超えはしなかったものの、ほぼ到達するほどで、暑さが人々を圧倒した。

最北端の漠河モーホーは一気に35.1℃に達し、「北極村」ですら36℃に達した。これは中国の国境地帯ではきわめてまれであり、「避暑地」の玄関口までもが高温に襲われたことを意味する。

第3は「続時間の異例の長さ」
東北地方の高温は従来「一日だけの旅」のようなもので、急に来てすぐに去り、たいていは一晩の雷雨で和らぐのが常だった。

しかし、今回は3日以上も連続して暑くなり、場所によっては4日以上連続して高温となった。

また、06月25日からは夜間の最低気温も明らかに高くなり、大慶では夜間気温が25℃を超え、夜も暑さで眠れず、明らかに「熱帯夜」の様相を呈した。

第4の特徴「時期が大幅に早まった」
例年、東北平原での持続的な高温は、07月中旬から08月中旬、つまり夏休みの期間に見られるものである。

この時期であれば、多くの学校はすでに休みに入っており、学生は実家に帰っているか、エアコンによる暑さ対策が可能だった。

しかし、今年は異例にも6月下旬に早まっており、多くの大学や小中学校はまだ休みではない。寮や教室にエアコンがない場所では、扇風機と「気力」で対抗するしかなく、多くの学生が夜遅くに図書館や食堂に避暑しに行ったり、「勉強は気力、睡眠は体力頼み」と皮肉る者も出てきている。

最後に書かれている「多くの大学や小中学校はまだ休みではない。寮や教室にエアコンがない場所では、扇風機と『気力』で対抗するしかなく」が面白い点です。

寮生活を送っている大学生は、エアコンもなく「猛暑」の中、「あっちぃなー」となっています。

夜になっても気温が下がらないのですが、少しでも涼を求めて若い衆が外に出たり、テントで過ごしたりしているのです。

水害もそうですが、中国は猛暑にもさいなまれているのです。

(吉田ハンチング@dcp)

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