2020年11月、韓国自動車メーカーの販売台数が下落しました。輸出が回復したなんて話がある一方で、挙がってくる数字はよくありません。2020年12月01日に公表されたデータによると以下になります。
2020年11月
韓国内販売:14万3,591台(対前年同期比:5.3%増加)
海外販売:53万449台(対前年同期比:5.1%減少)
小計:67万4,040台(対前年同期比:4.7%減少)
韓国内販売:14万3,591台(対前年同期比:5.3%増加)
海外販売:53万449台(対前年同期比:5.1%減少)
小計:67万4,040台(対前年同期比:4.7%減少)
韓国内で販売台数は伸びたのですが、海外ではドンと落ちて合算すると「4.7%」の減少となっています。メーカー別に見ると以下のようになります。
『現代自動車』
韓国内販売:7万35台(対前年同期比:10.9%増加)
海外販売台数:30万6,669台(対前年同期比:7.2%減少)
小計:37万6,704台(対前年同期比:4.3%減少)
韓国内販売:7万35台(対前年同期比:10.9%増加)
海外販売台数:30万6,669台(対前年同期比:7.2%減少)
小計:37万6,704台(対前年同期比:4.3%減少)
韓国の最大手自動車メーカー『現代自動車』は全体で「4.3%減少」です。
『起亜自動車』
韓国内販売:5万523台(対前年同期比:3.9%増加)
海外販売台数:20万5,496台(対前年同期比:1.6%増加)
小計:25万6,019台(対前年同期比:2.0%増加)
韓国内販売:5万523台(対前年同期比:3.9%増加)
海外販売台数:20万5,496台(対前年同期比:1.6%増加)
小計:25万6,019台(対前年同期比:2.0%増加)
『起亜自動車』は国内・海外販売とも増加しています。
『双竜自動車』
韓国内販売:9,270台(対前年同期比:23.1%増加)
海外販売台数:2,589台(対前年同期比:71.0%増加)
小計:1万1,859台(対前年同期比:10.3%増加)
韓国内販売:9,270台(対前年同期比:23.1%増加)
海外販売台数:2,589台(対前年同期比:71.0%増加)
小計:1万1,859台(対前年同期比:10.3%増加)
『双竜自動車』は伸び率が派手ですが元の数字があまりにも小さいかいからです。
『韓国GM』
韓国内販売:6,556台(対前年同期比:10.5%減少)
海外販売台数:1万4,828台(対前年同期比:53.7%減少)
小計:2万1,384台(対前年同期比:45.6%減少)
韓国内販売:6,556台(対前年同期比:10.5%減少)
海外販売台数:1万4,828台(対前年同期比:53.7%減少)
小計:2万1,384台(対前年同期比:45.6%減少)
『韓国GM』はひどい成績です。ストライキでさらに業績が悪くなるものと思われます。
『ルノーサムスン』
韓国内販売:7,207台(対前年同期比:10.8%減少)
海外販売台数:867台(対前年同期比:88.7%減少)
小計:8,074台(対前年同期比:48.7%減少)
韓国内販売:7,207台(対前年同期比:10.8%減少)
海外販売台数:867台(対前年同期比:88.7%減少)
小計:8,074台(対前年同期比:48.7%減少)
『ルノーサムスン』も全く良くありません。前年もひどかったのですが2020年11月さらに業績が悪くなりました。
――というわけで、韓国メディアでは「自動車産業の業績が回復してきた」なんて話も出ていますが、上掲のとおり11月の自動車メーカーの業績が良かったとは……なのです。
(吉田ハンチング@dcp)