バッテリー事業部門を本体から切り離して別会社にした韓国『LG化学』。新しく発足した『LGエネルギーソリューション』が早速『LG化学』の後始末をすることになっています。
今度は電気自動車用のバッテリーではなく、家庭用エネルギー貯蔵システム(ESS)で使われるバッテリーです。例えば、屋根に太陽光発電パネルを設け、発電された電気をためておく――そのような場合に使われるバッテリーです。
「アメリカ合衆国消費者製品安全委員会」によると合衆国内で「5件」の火災が発生したことが確認されています。『LGエネルギーソリューション』は、原因を特定するよう調査を行っているとメールで述べ、自主的にリコール(バッテリーの無償交換)を開始しています。
ところが、韓国メディア『ZDNet Korea』に面白い記事が出ました。
韓国内ではESSで火災が29件発生している
うち15件が『LGエネルギーソリューション』製バッテリーである
うち15件が『LGエネルギーソリューション』製バッテリーである
にもかかわらず、これまで『LG化学』は「火災の原因が明確ではない」として、リコールにも応じてきませんでした。しかるに、合衆国では自主的にリコールを決め、無償交換行っています。
ダブルスタンダードもいい加減にしろ!
というわけです。これは批判されても仕方がないでしょう。韓国企業による「燃えるバッテリー」についての話はまだ続きそうです。
(吉田ハンチング@dcp)