『China Beige Book International(チィイナ・ベージュブック・インターナショナル)』(略称:CBBI)のリポートを基にした記事が『Bloomberg(日本語版)』に出ています。中国の景気が回復しているというけど、その割に個人の消費が弱いのではないかと疑問を呈する内容です。
基データというのは「中国で小売企業への融資拒否が急増している」というものです。業種別に2020年の融資拒否率を見てみると以下のようになるのです。
中国業種別融資拒否率 2020年第4四半期
・コモディティ:18%
・製造業:15%
・不動産&建設業:14%
・小売り業:38%
・サービス業:13%
・コモディティ:18%
・製造業:15%
・不動産&建設業:14%
・小売り業:38%
・サービス業:13%
上記のとおり、小売り業における融資拒否率が圧倒的に高く、なんと約4割が融資が受けられないのです。『Bloomberg』の記事では、「CBBIの分析で分かるのは、中国の景気回復が公式統計が示すよりもずっと勢いを欠き、個人消費がまだ弱い」と述べています。
中国共産党政府の発表するデータはあまりアテにはならないといわれますが、さて「中国の景気回復」はどこまでアテになるものでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)