さすが中国、大陸はスケールが違うわ――というお話です。2020年01月05日、天津市裁判所は『中国華融資産管理』(China Huarong Asset Management Company)の頼小民(Lai Xiaomin)元会長に死刑判決を言い渡しました。
この頼被告は、収賄、重婚罪など複数の罪に問われていました。懐に入れた賄賂の金額がハンパなものではありません。
2008~2018年
受け取った賄賂の金額:17億8,800万人民元(約284億8,184万円)
受け取った賄賂の金額:17億8,800万人民元(約284億8,184万円)
11年間でなんと「約285億円」も受け取っています。ちなみに『中国華融資産管理』は国有企業です。しかも傘下に31も系列企業を持つ大企業です。
中国メディアでは、不正な手段で入手した不動産が100件、100人以上から賄賂を受け取り、情婦も100人に上るなどと報じています。「白髪三千丈の国」ですからどこまで本当かは不明ながら、日本ではあり得ないスケールの人物であることは確かです。
31もの系列会社を傘下に持つ巨大国有企業の会長が、284億円の賄賂をもらって死刑判決を受ける――こんなことが中国以外のどの国で起こるでしょうか。
⇒参照・引用元:『ニューヨークタイムズ(中国版)』「中国华融前董事长赖小民被判处死刑」
(吉田ハンチング@dcp)