韓国貿易協会(Korea International Trade Association)が非常に興味ぶかいリポートを出しています。韓国が世界で高いシェアを取っている商品(品目)が減少している、と指摘しています。
「国連商品貿易統計データベース」の輸出品目5,203品目を分析した結果です。同協会の分析によれば、2018年にはメモリーチップなど63品目で世界市場で高いシェアを示したとしました。
ところが、この63品目は2017年の「77品目」から14品目も落とした数字なのです。しかも2014年(64品目)から2017年にかけて増加を続けてきたのに……急落です。
世界市場でのシェアを落としたのは原発やステンレスなどで、もちろん原発の世界シェアがダメになったのは明らかに文在寅政権のせいです。鶴の一声で韓国内の月城1号機を廃炉にするなど、原発を目の敵にして原発産業を一気に荒れ野に戻したからです。この余波で韓国の原発産業の一角を担ってきた『斗山重工業』が左前になるほど影響甚大でした。
その証拠に文在寅政権はまさにその2017年に始まりました。文在寅さんは韓国の輸出品目に大ブレーキをかけた大統領としても歴史にその名が刻まれるかもしれません。
また、同協会は「全体的な落ち込みは中国の台頭に関係している」と指摘しています。つまり、中国企業によって韓国の技術がキャッチアップされ、輸出品目のシェアで追いつき、追い越されているのです。
上掲は2017年01月から2020年11月までの輸出・輸入の金額推移です。見ればお分かりいただけるように、韓国の経済を支える輸出は漸減傾向にあります。世界市場での高いシェアを持つ輸出品目が減少し、輸出金額も減少中なのです。
まずいと思われませんか? 今回同協会の公表したリポートは「いよいよ半導体頼みになってきた韓国経済の状況」を明らかにするものです。
⇒参照・引用元:『韓国貿易協会』公式サイト
(吉田ハンチング@dcp)