上掲のとおりKOSPI(韓国総合株価指数)は「3,160」まで来ています(2021年01月21日時点:チャートは『Investing.com』より引用)。韓国は現在猫も杓子も株式投資状態なので、個人投資家の皆さんは「やったー!」なのかもしれませんが、実は韓国の国民年金など年金基金はせっせと韓国株式の売却に勤しんでいます。
2020年12月24日から2021年01月20日まで17営業日連続で売り越しており、2021年に入ってからの売り越し総額はなんと「5兆9,300億ウォン」にも達します。
↑2020年01月21日~2021年01月21日で計6兆5,550億ウォンの売り越し
なぜこれほど大量に売り越しているかというと国内株式の投資金額を「17.3%」に合わせないといけないためです。ご存じのとおりKOSPIは急騰しており、そのために評価額がこの割合を超えてしまったため、慌てて数字合わせで売却しなければならかったのです。
あほらしいといえば、これほどあほらしい話もありません。持っていればいいじゃないかという批判も当然ある中、年金基金は国内株式から資金を引き抜いて他へ回しているというわけです。
⇒参照・引用元:『毎日経済』「허탈한 동학개미…연기금, 삼전·현대차 6조나 팔았다」
(柏ケミカル@dcp)