2021年03月12日、『韓国銀行』は「2021年02月国際金融・為替市場の動向」を公表しました。この中に外国人投資家の韓国市場における株式・債券への投資状況を示したデータがあります。
まず、上掲部分です。外国人投資家が2021年01・02月にどのくらい株式・債券を買い越し・売り越したか、つまり資金の純流入・純流出を示しています。
2021年01月
株式:-23.9億ドル(約-2,599億円)
債券:13.2億ドル(約1,436億円)
小計:-10.7億ドル(約-1,164億円)
株式:-23.9億ドル(約-2,599億円)
債券:13.2億ドル(約1,436億円)
小計:-10.7億ドル(約-1,164億円)
2021年02月
株式:-28.6億ドル(約-3,110億円)
債券:89.9億ドル(約9,777億円)
小計:61.2億ドル(約6,656億円)
株式では外国人投資家の資金は純流出を続けています。2021年に入ってから計52.5億ドル(約5,709億円)が純流出しました。
一方の債権では純流入を続けています。「01月:13.2億ドル」「02月:89.9億ドル」で計「103.1億ドル」(1兆1,212億円)の流入です。
ただし、これは債券ですので、定期的に利子を支払い満期が来たら元本を返すものです。株式とは違い、債務であり借金です。
韓国は01-02月だけで外国人から約1.1兆円も借金を増やしたのです。
以下をご覧ください。
2020年の結果です。
2020年
株式:-182.4億ドル(約-1兆9,836億円)
債券:217.1億ドル(約2兆3,610億円)
小計:34.7億ドル(約3,774億円)
株式:-182.4億ドル(約-1兆9,836億円)
債券:217.1億ドル(約2兆3,610億円)
小計:34.7億ドル(約3,774億円)
株式では約2兆円の資金が流出し、債券では約2.4兆円が流入しています。もちろんこの約2.4兆円は債務であり、借金です。
このように韓国は外国人からの借金を重ねています。
特に注目いただきたいのは、2020年通年で「債券:217.1億ドル」にもかかわらず、2021年は2カ月ですでに「103.1億ドル」と、ほぼ半分にまで達している点です。
債券をどこまで外国人投資家が買収するのか、この点にもぜひご注目ください。
⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「2021年02月国際金融・為替市場の動向」
(吉田ハンチング@dcp)