韓国経済は輸出が支えています。その輸出を支えているのは製造業です。
しかし、製造業企業は製造拠点を韓国から外国に移動すること(off-shoring:オフショアリング)に熱心です。逆に製造拠点を韓国内に戻すこと(re-shoring)はほとんどありません。
これは、韓国では人件費が上がり、また韓国政府の政策が明らかに企業を締め付ける方向だからです。韓国で物を作っていたら戦えないというわけです。
このオフショアリングが進み、一方でリショアリングがさっぱり進まないことを示すデータが韓国メディア『Business Korea』で報じられましたのでご紹介します。
同記事では、『国民の力』Kwon Myung-ho議員が入手したデータによれば以下のようになるとのこと。
2017~2020年
オフショアリング企業(韓国脱出):1万2,333社
リショアリング企業(韓国帰還):52社⇒参照・引用元:『Business Korea』「Number of Reshoing Companies Still Very Small」
韓国から出て行く企業ばかりで、戻ってくる企業はほとんどないという事実を示しています。2017年は文在寅大統領が就任した年です。文大統領の任期中には多くの製造業の拠点が海外に流出したことになります。この事実は、当然雇用の喪失も意味しています。
(吉田ハンチング@dcp)