サブスク動画配信の世界的企業『NETFLIX(ネットフリックス)』が韓国で敗訴しました。
これは韓国『SKブロードバンド』を相手に「債務がない」ことを確認ようとした訴訟でした。簡単にいえば、『SKブロードバンド』にお金を支払わなくていい――と裁判所に判断してもらうことが目的の提訴でした。
『ネットフリックス』は『SKブロードバンド』を介してインターネットに接続しているのですが、『ネットフリックス』の転送するデータ量が非常に大きいため、『SKブロードバンド』はその負過分はお金を支払えと主張していたのです。
そのため、『ネットフリックス』は「支払わなくていいですよね?」と判決を求めたのですが、ソウル中央地裁は『ネットフリックス』の敗訴としました。
Googleやディズニーにも支払い要求がくるかも
韓国メディアでは「『ネットフリックス』の無賃乗車にブレーキ!」みたいな報道をしていますが、問題はこの先です。
韓国の科学技術情報通信部によれば、2020年第4四半期時点で『ネットフリックス』のネットワークトラフィックは全体の「4.81%」を占めます。
これより多いのがGoogleでなんと「25.89%」も占めています。これはもちろんYouTubeのためです。
『ネットフリックス』がお金を支払えといわれるなら、当然ながらGoogleも求められる可能性があります。また、ディズニーなど他の動画サブスクサービスを行う企業は漏れなく標的になるかもしれません。
この判決の影響についてぜひご注目ください。
(吉田ハンチング@dcp)