秋夕の連休で遅れていましたが、2021年09月23日、韓国の関税庁から「2021年09月01~20日の輸出入の現状」のデータが公開されました。
以下です。
2021年09月01~20日
輸出:360億7,100万ドル(約3兆9,624億円)
輸入:349億5,400万ドル(約3兆8,397億円)
貿易収支(輸出 – 輸入):11億1,700万ドル(約1,227億円)
韓国にとって最も大切なのは、貿易がもうかっているかどうかを示す貿易収支です。09月01~10日段階では「貿易収支:-14億6,100万ドル」(約-1,605億円)でしたが、11~20日で黒字に転換できたようです。
ただ黒字といってもわずか「11億1,700万ドル」(約1,227億円)。
上掲のとおり2020年同期(09月01~20日)が「41億7,800万ドル」(約4,590億円)でしたので、これはいかにも少ないです※。
まあ、これが締まってみると大きな黒字になっているから不思議なわけですが。
注目ポイントはやはり輸入の伸びです。
対前年同期比
輸出:22.9%増加
輸入:38.8%増加
輸出:22.9%増加
輸入:38.8%増加
輸入が大きく伸びて、その分貿易収支の黒字幅を小さくしているのです。対前年同期比で金額が大きく増加した輸入品目を見ると以下のようになっています。
原油:85.3%増加
石油製品:241.8%増加
ガス:170.3%増加※データ引用元は同上
世界的な資源価格の高騰が効いているのです。
※ただし、2020年はコロナ禍によって輸入が極端に小さくなる不況型黒字の状況にありました。
(吉田ハンチング@dcp)