韓国「赤字転落の公企業」でボーナスが「310億」も増える異常。どれだけ放漫経営なのか

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先にご紹介した「公務員天国」を裏付けるような話です。

韓国では来期の予算組が進行しており、企画財政部、メディアから興味深いデータが次々出て、侃々諤々となっています。

韓国の主要公企業36社の当期純利益は赤字に転落したのですが、従業員のボーナスはかえって「2,106億ウォン」(約198億円)増加したことが分かりました。

最大野党『国民の力』グ・ジャグン議員室が、国会予算政策処からデータをもらい、主要公企業36社の経営状況を分析した結果で、韓国メディア『毎日経済』が報じています。

まず、以下をご覧ください。主要公企業36社の2016~2020年の財務状況の推移です。

2016年 2017年 2018年 2019年 2020年
当期純利益 10.8兆 6.3兆 2.1兆 1.5兆 -0.17兆
負債総額 362.67兆 362.78兆 369.84兆 386.75兆 396.29兆
負債比率 157.9% 153.4% 154.4% 158.8% 158.6%

↑2020年には赤字に転落。注目していただきたいのは文在寅大統領が就任した2017年から公企業のもうけ(当期純利益)がどんどん減っていることです。つまりコロナは関係ありません

この主要な公企業36社の中には、Money1でもおなじみの『韓国電力公社』『韓国石油公社』『韓国鉱物資源公社』『韓国鉄道公社』などが入っています(いずれも大赤字)。

しかし、成果給すなわちボーナスの支給状況は以下になります。

企業は赤字転落したにもかかわらず、成果給は増加しています。

2019年から2020年「成果給」増加額
常任機関長:1億600万ウォン増加
常任監査:4,200万ウォン増加
常任理事:4億4,000万ウォン増加
正社員:305億1,500万ウォン増加

役員のボーナスは計5億5,200万ウォン(約5,200万円)増えています。正社員も合わせた総合計で見ると310億6,700万ウォン(約29億円)の増加です。

くどいですが赤転したのに、です。

コロナ禍なので仕方がないなどと考えているのかもしれませんが、公企業の赤字補てんは国民の税金によって行われています。いい加減な話といわざるを得ません。

(吉田ハンチング@dcp)

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