CDS(Credit default swap:クレジット・デフォルト・スワップ)の保証料率、すなわちプレミアム(あるいはスプレッド)は国家の破綻リスクを示す指標として知られています。
トルコのCDSプレミアムが無茶苦茶なことになっています。以下のトルコ国債5年物のCDSプレミアムの直近の推移をご覧ください。
⇒参照・引用元:『worldgovernmentbonds.com』
2021年01月03日時点でトルコ国債5年物のCDSは、なんと「566.530」。まさに「なんだこりゃ」という値になっています。
そもそもCDSプレミアムは「400bp(4%)」で危険といわれますが、それを上回っており、別に今飛んでも不思議ではない値です。
これを時間軸をより長く引いて見ると以下のようになります。
⇒参照・引用元:『worldgovernmentbonds.com』
同様にCDSスプレッドは「200bp(2%)」で要注意とされますが、トルコ国債5年物のCSDプレミアムは2018年半ばからずっとこれを上回り続けています。
エルドアン大統領が退任しないとトルコは危機状態から脱しないと思われます。
(吉田ハンチング@dcp)