Money1でもご紹介しているとおり、韓国債の利回りが急騰しており韓国の金融当局も懸念する状況です。
国債の利回りが上昇するということは、韓国債が売却されていることを意味します。
韓国取引所のデータによると、外国人投資家の国債の売買動向は「売り方向」で強い動きを見せています。3年満期国債の先物を2022年02月01~11日で「3兆3,600億ウォン」も売り越しています。
3年満期国債先物の売り越し金額
02月11日までの1カ月では「 2兆9,979億ウォン」の売り越し
02月11日までの6カ月では「12兆9,264億ウォン」の売り越し
⇒データ引用元:『韓国取引所』公式サイト
となっています。国債の利回りの上昇は市場金利に影響を与え、例えば社債の利率を上昇させて企業による資金の調達コストを上げるといったことが起こります。ここまで外国人投資家に売りこまれると『韓国銀行』も手を打たざるを得ません。
2022年02月07日、『韓国銀行』は2兆ウォン規模の国債の純買い取りを行いましたが、どうもそのような規模では足りないようです。
韓国政府は追加予算編成のため、赤字化国債を発行する予定ですし、これは国際価格の下落・利回り上昇を招きます。韓国政府・『韓国銀行』のドタバタは始まったばかりです。
(吉田ハンチング@dcp)