開票率100%の結果はまだ出ていませんが、事実上韓国の第20代大統領選挙は終わりました。
党本部に移動していた政府与党『共に民主党』の統一候補・李在明(イ・ジェミョン)さんが自身の敗北を認めたのです。
李在明(イ・ジェミョン)さんは以下のように述べました。
「最善を尽くしたが、国民の皆さんの期待に応えられなかった。全国で日々共にしてくださった多くの国民の皆さん、昼夜もなく汗をかいてくれた選挙対策委員の同志たちとボランティア党員の同志たち、支持者の皆さんに申し訳ないという言葉と共に、皆さんの熱い関心に感謝を伝えます」
「全ては私の不足のためだ。皆さんの敗北でも、『共に民主党』の敗北でもない」
「全ての責任は私にある」
対立候補であった尹錫悦(ユン・ソギョル)さんに対しては、
「お祝いの挨拶をする。当選者が分裂と葛藤を超えて統合と和合の時代を開いてくれることを懇願する」
と述べています。
一方の尹錫悦(ユン・ソギョル)さんは03:56頃に自宅を出て支持者の前に立ち、次のように話しました。
「とても長い夜でした」
「これまで本当に応援をしてくださってありがとうございました。住民の皆さん、ありがとう」
この後、尹錫悦(ユン・ソギョル)さんはクルマで国会図書館に移動。国会図書館には党の開票状況センターが置かれたからです。
「とても長い夜でした」には共感いたします(笑)。
それにしても超接戦でした。締まっても得票率の差は1%ないでしょう。(開票率99.0%の段階で票差はわずか「27万4,152票」)また一騎打ちとなったどちらの候補も得票率で過半数に達しないでしょう。「これは確かに勝ったといえる結果なのか」という疑問も湧きます。
李在明(イ・ジェミョン)さんは敗北宣言を出しましたが、尹錫悦(ユン・ソギョル)さんにしても薄氷を踏む思いの勝利です。
本当に僅差で、後で「李在明(イ・ジェミョン)さんへの票が30万票出てきました」――なんてことになったら結果はひっくり返ります。
ともあれ、敗北宣言が出ましたので速報はここで打ち止めといたします。最後までお付き合いいただいた読者の皆さまに深く感謝を申し上げます。ありがとうございました。
(吉田ハンチング@dcp)