2022年06月15日、韓国のKOSPI(韓国総合株価指数)は2022年の最安値まで下落しました。
以下をご覧ください(チャートは『Investing.com』より引用)。
「コロナ禍による天底からの上昇」に対しての下落で、ついに2020年11月初旬の水準まで下がりました。
外国人投資家は売り基調で、個人投資家が支えるという方向性は変わっていません。
上掲のとおり、直近1週間で外国人投資家はなんと「3兆315億ウォン」も売り越しています。対する個人投資家は「2兆5,314億ウォン」の買い越しです。
しかし、借金をしてまで投資する人が多く、個人投資家は悲鳴を上げていると見られます。
というのは、例の損切りの反対売買が急増しているのです。
『金融投資協会』によれば2022年06月14日時点での反対売買の規模は「260億340万ウォン」。06月初頭の「127億ウォン」の2倍超です。
これはロスカットにかかって損切りをやむなくされる投資家が激増していることを示しています。
さらに、証券大手5社の担保不足口座が05月初頭の「1,888」から「9,581」まで増加したことが分かりました。5.1倍です。これも証拠金不足に陥っている投資家が激増していることを示しています。
韓国株式市場は阿鼻叫喚の地獄絵図になってきました。本日の戻しに期待いたしましょう。
(吉田ハンチング@dcp)