また巨額赤字でスタートです。
2022年07月11日、韓国の関税庁から「2022年07月01~10日の輸出入動向」のデータが出ました。確認してみます。
輸出:157億8,300万ドル(+4.7%)
輸入:213億1,100万ドル(+14.1%)
貿易収支(輸出 – 輸入):-55億2,800万ドル※()内は対前年同期比
07月は最初の10日間で「55億2,800万ドル」も赤字です。
毎度のことながら、輸出が対前年同期比で「4.7%」しか伸びていないのに、輸入は「14.1%」も伸びています。
※ただし1日当たりにすると輸出は対前年同期比で「19.7%増加」と説明しています。
輸出の対前年同期比での伸びが鈍化しているのは大きな注目ポイントです。
06月は対前年同期比での輸出の伸びが「5.4%」とついに一桁台にまで落ちました。これまで韓国政府は「輸出が増加しているので大丈夫」と強弁していたのですが、それも危なくなってきています(先からご紹介しているとおり輸出が伸びても貿易収支が減少しているので全然大丈夫ではありません)。
さらにご注目いただきたいのは、貿易のもうけを示す貿易収支のここまでの累計です。
2022年01月01日~07月10日
貿易収支:-158億8,400万ドル
2021年01月01日~07月10日
貿易収支:+136億9,000万ドル
2021年は「136億9,000万ドル」の黒字だったのに、2022年は「-158億8,400万ドル」の大赤字です。
天地で「295億7,400万ドル」にもなります。
つまり、貿易でのもうけが約300億ドルも減ってマイナスに落ち込んでいます。全くシャレにもなんにもならない惨状です。
「どうするんだコレ」という貿易収支の減少なのです。次の発表は07月21日です。ご注目ください。
※あくまでも通関ベースであることにご注意ください。
(吉田ハンチング@dcp)