驚きです。韓国大統領室の顔が潰れずに済みました。
2022年09月21日(現地時間)、日本の岸田文雄首相と韓国の尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の対面会談が実現しました。
日韓の首脳が顔を合わせたのは、2019年12月以来。当時の首脳は安倍晋三首相と文在寅大統領で、日中韓サミットを中国・成都で開催した際のことでした。
日本政府の国連代表部が入っているビルで行われ、時間は30分ほどだったとのこと。いまだ韓国の大統領室、および外交部からのプレスリリースは出ていません(2022年09月22日03:51現在)。
朝鮮日報の記事から以下に一部を引用します。
尹大統領と岸田首相はこの日午後01時23分(現地時間)から国連総会長付近のあるカンファレンスビルで会談を開いた。
会談は30分間の略式会談で行われ、「相互関心事について意見を交換した」と大統領室は明らかにした。
大統領室は「両首脳は自由民主主義と人権、法治など相互共有している普遍的な価値を守っていくために、両国が国際社会と共に連帯していくことに共感して協力していくことにした」とした。
尹大統領と岸田首相はまた、最近の核武力法制化、第7次核実験の可能性など北朝鮮の核プログラムに対する深刻な懸念を共有し、これに対応するために国際社会と緊密に協力していこうという意見を共にしたと大統領室は伝えた。
大統領室は「両首脳は懸案を解決し、両国関係を改善する必要性に共感し、そのために外交当局間の対話を加速化することを外交当局に指示すると共に、引き続き協議していくことにした」とし「両首脳は首脳間にも疎通を続けていくことにした」とした。
(後略)
わずか30分の会談なので、詳細な議論まで踏み込めたとは思えませんが「相互関心事について意見を交換した」「両首脳は懸案を解決し」の部分に含みがあります。
ちなみに、「会談が始まってから2分が過ぎた午後01時25分、大統領室の公知で知られた」となっていますので、非常に電撃的に開始され、周知されたようです。
日韓首脳会談が土壇場で開催された背景についてはまだ情報がありません。
<<重要な追記>>
※大統領室から出たプレスリリースの記載では会談が開始されたのは12:23となっています。従って『朝鮮日報』の記事の初出の記載「午後01時25分」は誤りで「会談が始まってから2分が過ぎた12時25分、大統領室の公知で」記者の皆さんも知ったことになります。
(吉田ハンチング@dcp)