韓国「健康保険の収支」が2023年に赤転。2028年に基金は枯渇する。予想よりずっと早い

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今そこにある危機」です。これまでの予想よりずっと早く韓国の健康保険基金が枯渇するぞ、という警告が出ました。

2022年10月14日、韓国の企画財政部と健康福祉部が2023年の健康保険の収支が「-1兆4,000億ウォン」に膨らむ――としていることが分かりました。

ここまで韓国の健康保険の収支は以下のようになっています。

2018年:-2,000億ウォン
2019年:-2兆8,000億ウォン
2020年:-4,000億ウォン
2021年:+2兆8,000億ウォン
2022年:+1兆ウォン

おっ、黒転したじゃないか」と思われるかもしれませんが、これは錯覚です。コロナ禍によって病院に行く人が極端に少なくなって、2021年に大きな黒字、2022年にもその余波が続いているだけなのです。

後がいけません。以下の予測をご覧ください。

2023年:-1兆4,000億ウォン
2024年:-2兆6,000億ウォン
2025年:-2兆9,000億ウォン
2026年:-5兆ウォン
2027年:-6兆8,000億ウォン
2028年:-8兆9,000億ウォン

予測も含めて、「健康保険の収支」の推移をグラフにすると以下のようになります。

現在の予測では、2023年に再び赤転し、以降は坂道を転げ落ちるように赤字は膨らんでいきます。

2021年末基準で健康保険基金が「20兆2,400億ウォン」ですから、上掲のように収支が推移すれば、2028年には基金は「-6.4兆ウォン」となって枯渇します。

(吉田ハンチング@dcp)

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