韓国政府の借金の話などもう聞き飽きたかもしれませんが、これはエポッキメイキングな事態です。
借金王・文在寅大統領の成果として歴史に残るでしょう。
2022年12月15日、韓国の企画財政部が「2021年一般政府負債(D2)および公共部門の負債(D3)」を公表しました。以下をご覧ください。
↑Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください。2021年 政府負債の対GDP比率
D2:51.5%
D3:68.9%
予測されていたことではありますが、D2で計算した韓国の政府負債は、対GDP比率で「51.5%」を超えました。
政府負債を測る指標には「D1」「D2」「D3」があります。
D2:D1 + 非営利公共機関の負債
D3:D2 + 非金融公企業の負債
Money1でもしつこくご紹介していますが、『IMF』(International Monetary Fundの略:国際通貨基金)や『OECD』(Organisation for Economic Co-operation and Developmentの略:経済協力開発機構)では、国際間の政府負債を比較する際には「D2」を用います。
ところが、韓国政府は政府負債について言及する場合にはなぜか「D1」を用いています。
その理由は……政府負債を小さく見せようとしているから――としか思えませんが、もし韓国政府の負債を例えば諸外国と比較するのであれば、韓国政府が年に数回公表する今回のような「D2」を使わないといけません。そうしないと韓国の負債が小さく見えてしまいます。
ここまでの対GDP比の「D2」「D3」の推移を見ると以下のようになります。
文在寅政権下の5年間でD2は「11.4%」、D3は「12.0%」上昇しました。
対GDP比ではなく、金額で見ると以下のようになります。
2021年「D2」
中央政府:1016.2兆ウォン
地方政府:69.9兆ウォン
内部取引:▲1.0兆ウォン
一般政府:1,066.2兆ウォン
※「一般政府」は上記3つの合計
一般政府のD2の推移は以下のようになります。
文在寅大統領は5年間で政府負債を「331.0兆ウォン」増やしました。1.45倍に増やしたのです。
世界でもマレな成果といえるでしょう。まさに借金王の名に恥じぬ成果です。
(吉田ハンチング@dcp)