2022年「韓国の貿易収支」は史上最悪765億ドル減少!

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2023年01月02日、韓国の関税庁から「’22年12月および年間輸出入の現状」が公表されました。以下をご覧ください。

2022年12月
輸出:549億8,800万ドル
輸入:596億7,600万ドル
貿易収支(輸出 – 輸入):-46億8,900万ドル

2022年累計
輸出:6,893億4,500万ドル
輸入:7,311億7,500万ドル
貿易収支(輸出 – 輸入):-472億3,000万ドル

⇒参照・引用元:『韓国 関税庁』公式サイト「’22年12月および年間輸出入の現状」

まず、2022年12月の結果ですが、12月01~20日時点では以下のような結果でした。

2022年12月01~20日
輸出:336億3,800万ドル(-8.8%)
輸入:400億6,400万ドル(+1.9%)
貿易収支(輸出 – 輸入):-64億2,700万ドル

2022年01月01日~12月20日
輸出:6,625億9,500万ドル(+6.8%)
輸入:7,115億6,300万ドル(+19.9%)
貿易収支(輸出 – 輸入):-489億6,800万ドル

( )内は対前年同期比の増減

⇒参照・引用元:『韓国 関税庁』公式サイト「’22年12月01日〜12月20日の輸出入の現状」

12月01~20日時点で貿易収支は「-64億2,700万ドル」でしたが、12月が締まった時点では「-46億8,900万ドル」となりましたので、12月の最後の11日間は、「貿易収支:+17億3,800万ドル」で回ったことになります。

このおかげで年間貿易収支「-489億6,800万ドル」まできていたものが、「-472億3,000万ドル」で締まりました。

「年間の貿易赤字:500億ドル」到達はなんとか免れました。

それは良かったかもしれませんが、結局12月の通関ベースでは貿易赤字。これで、2022年は以下のように真っ赤となりました。

04~12月まで9カ月連続の貿易赤字で、2022年は(通関ベースとはいえ)貿易収支は「-472億3,000万ドル」を記録してしまいました。

2021年の(通関ベース)の貿易収支が「293億700万ドル」でしたから、2022年の貿易収支は「765億3,700万ドル」も減ってマイ転したのです。

これは過去最大の赤字で、アジア通貨危機(韓国呼称「IMF危機」)の直前、1996年に記録した「-206億2,000万ドル」の約2.3倍の赤字額です。

2016年から2022年までの貿易収支の推移を見ると以下のようになります。

2017年の952億ドルを頂点にして右肩下がりで、ついに2022年に大きくマイナス(赤字)に落ち込んでしまいました。

尹錫悦(ユン・ソギョル)政権は「輸出だ!」を連呼していますが、無理もありません。

まもなく2022年11月の国際収支統計が公表されます。通関ベースでの貿易収支は「11月:-69億9,100万ドル」でした。これで経常収支がどうなったのかにご注目ください。

(柏ケミカル@dcp)

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