韓国の『現代自動車』は「日本再攻略は電気自動車と水素自動車だ!」と、2022年に日本に再上陸しました。
電気自動車「IONIQ5(アイオニック・ファイブ)」と水素自動車「NEXO(ネッソ)」(燃料電池車)を投入したのですが、結果はどちらも芳しくありません。
↑『現代自動車』の「IONIQ5」PHOTO(C)『現代自動車』
↑『現代自動車』の燃料電池車「NEXO」PHOTO(C)『現代自動車』
「IONIQ5」はともかく、実は韓国でも「NEXO」の方は鳴かず飛ばずです。水素自動車の時代は来ないのか?と心配もされる中、ソウル市が「NEXO」の大量導入に乗り出すことになりました。
2023年03月07日、ソウル市は「上半期中に82億ウォンを投じてNEXOを250台導入する」ことを明らかにしまいた。
また、「NEXO」を購入する人には「3,250万ウォン」の補助金を出すことを計画しています。
↑『現代自動車』公式サイトの「NEXO」の紹介ページ/スクリーンショットPHOTO(C)『現代自動車』
上掲のとおり、「NEXO」は「6,765万ウォン~」となっていますので、「3,250万ウォン」の補助金が出れば、ほぼ半額で買えるわけです。
さらにソウル市は、
最大660万ウォンの税制減免
公営駐車場駐車料金、高速道路通行料減免
南山トンネル混雑通行料免除
公営駐車場駐車料金、高速道路通行料減免
南山トンネル混雑通行料免除
という恩恵を与える――予定です。
なかなかの大盤振る舞いですが、目的は「ソウル市内の微細粉塵と温室効果ガスを減らすこと」です。
韓国の皆さんが日本に来て驚かれるのは「空できれい!」だったりしますので、ソウル市は至って真剣です。ただ、250台でどのくらいの効果があるのかは疑問です。
もちろん『現代自動車』は大助かりですが。
(吉田ハンチング@dcp)