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韓国政府「財政が火だるま」税収が-40兆で赤字83兆。資金調達も上限接近

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2023年08月10日、韓国の企画財政部が「月刊財政動向 08月号」を公表しました。08月号では2023年06月までの財政動向を扱っており、これで上期が締まったことになります(暫定値)。

まず、税収が対前年同期比で大きく落ち込んでいる件ですが、以下のようになっています。


↑Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください/スクリーンショット

⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「月刊財政動向 08月号」

01~06月累計で韓国(中央)政府の総収入は「296.1兆ウォン」。対前年同期比で「-38.1兆ウォン」(-11.4%)です。

国税収入は「178.5兆ウォン」で、対前年同期比で「-39.7兆ウォン」(-18.2%)。

Money1でも先にご紹介したとおり、約40兆ウォンの減収です。

国税収入が18%も前年より減っているので、韓国政府の財政は火の車です。

収支の方がどうなっているのかというと――以下です。


↑Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください/スクリーンショット

⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「月刊財政動向 08月号」

単純に収入から支出を引いた「統合財政収支」は、01~06月累計で「-55.4兆ウォン」。

2023年度本予算の統合財政収支はそもそも「-13.1兆ウォン」の赤字ですが、上期の段階ですでに42.3兆ウォンも上回っています。

社会保障基金などの収支も入れた、本命の「管理財政収支」は01~06月累計で「-83.0兆ウォン」。

企画財政部では「2022年同期:-101.9兆ウォン」よりマシとしていますが、比較すべきは予算との乖離でしょう。

2023年本予算の管理財政収支は「-58.2兆ウォン」ですが、すでに24.8兆ウォンも赤字額が上回っています。

というわけで、やはり韓国政府の財政は火だるまです。

資金調達不可避だが……

収入が足りないので、お金を調達しなければならないのですが、中央政府には、『韓国銀行』から短借する公債を発行する――という2つの方法があります。

中央政府の負債を見ると、以下のようになっています。


↑Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください/スクリーンショット

⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「月刊財政動向 08月号」

06月時点で、負債残高の総計は「1,083.4兆ウォン」。うち国債は「1,081.9兆ウォン」です。

05月には総計「1,088.7兆ウォン」までいったのですが、06月は少し減少しました。国債の方も「1,087.1兆ウォン」から「1,081.9兆ウォン」に減少しています。

問題は、韓国政府が「2023年末の政府負債残高:1,095兆5,000億ウォン」と掲げていることです。06月時点で「1,083.4兆ウォン」ですから、あと「12.1兆ウォン」しか負債を増やすことができません。

あと6カ月もあるのに、本当に負債の増加をその金額で抑えられるのか?です。

外国人投資家の韓国債保有比率が上がってきた

興味深いのは、韓国債の外国人投資家保有比率です。以下をご覧ください。


↑Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください/スクリーンショット

⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「月刊財政動向 08月号」

こちらは07月時点までのデータが出ています。ご注目いただきたいのは、外国人投資家による韓国債の保有比率です。保有残高は210.9兆ウォンで、比率はとうとう「21.0%」まで増加しました。

外国人に買ってもらってお金を調達する割合が増加しています。

韓国政府は、円建ての外平債(外国為替平衡基金債券)を発行することにしましたが、これも外国人投資家に対する負債増加に他なりません。

(柏ケミカル@dcp)

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