韓国「対円のウォン高」さらに進行。「1円=9ウォン」割った異次元のウォン高

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対ドルでウォン安の進行が(一応)止まりました。2023年11月07日08:15現在、ドルウォンのチャートは以下のようになっています(チャートは『Investing.com』より引用:以下同/日足)。

これからローソク足の調整が入るかもしれませんが、3日続けてのウォン高進行で「1ドル=1,300ウォン」を巡る攻防となっています。

韓国の通貨当局にとってはほっと一息でしょうが、このウラで実は韓国にとってうれしくない事態が進行しています。以下の円ウォンのチャートをご覧ください(日足)。


↑円-ウォンの直物じかものはないのでクロス円。ドルウォンと見方は同じで、チャート上を上に進行すると対円でウォン安、下に進行すると対円でウォン高です。

上掲のとおり、対円でウォン高が進行しました。

これまで支持線でなんとか持っていたのですが、これが突破され、なんと「1円=8.6656ウォン」という異次元のウォン高となっています。

「1円=9ウォン」でも超ウォン高!だったのに、これをさらに突破されたのです。

何が起こるかというと、韓国における日本製品の価格戦闘力アップです。

例えば、鉄鋼製品。これまで「韓国製鉄鋼製品は、ただでさえ安く使用量が多い中国製鉄鋼製品と、円安で使用量が増加した日本製鉄鋼製品のサンドイッチになっている」と嘆き節が漏れていたぐらいです。

嘆き節どころか、韓国メディアには「日本はダンピングしているのだ」などという主張まで出ていました。

「日本は韓国企業に恨みでもあるのか」日中が韓国をすり潰す
韓国では頭の痛い問題が起こっています。円安が進行しており、韓国内に日本の優秀な鉄鋼製品がなだれこみ、韓国製品を駆逐。例えば、韓国メディア『毎日経済』では「ぐぬぬ……」という記事を出し、恨み節を述べています。タイトルは「韓国企業に恨みでもある...

上掲は2023年09月26日の記事ですが、「日本は韓国企業に恨みでもあるのか」という内容です。

日本の技術を丸パクリして、その上技術窃盗にも励み、「日本鉄鋼業のライバルだ」などという顔をしていますので、恨みがないわけでありませんが、日本企業は「恨」などでは動きません。

韓国の所業に呆れながら技術力と価格で勝負しているだけです。

対円でのウォン高が進行すると、韓国製品の価格戦闘力は落ちます。為替レートによっては、もっとサンドイッチな状態になるでしょう。

もう一つ。先にご紹介したとおり、韓国がドボン騒動を起こす前には、必ず凶鳥のように「対円でのウォン高」が現れるという点にも注意しなければなりません。

(吉田ハンチング@dcp)

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