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韓国「05月」貿易黒字49.6億ドル。対中国貿易「累計52億ドルの赤字」

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2024年06月01日、韓国の産業通商資源部が「2024年05月の輸出入動向」のデータを公表しました。

2024年05月
輸出:581.5億ドル+11.7%
輸入:531.9億ドル+2.0%
貿易収支(輸出 – 輸入):49.6億ドル

( )内は対前年同期比の増減
⇒参照・引用元:『韓国 産業通商資源部』公式サイト「2024年05月の輸出入動向」

05月の(通関ベースの)貿易収支は「49.6億ドル」。大きな黒字となりました。産業通商資源部は、

「05月の輸出は2ヶ月連続2桁増となる581.5億ドル(+11.7%)で8カ月連続のプラスを記録した。

特に、05月の輸出額は’22.7月(602.4億ドル)以来22カ月ぶりの最大実績であり、操業日数を考慮した日平均輸出も26.4億ドル(+9.2%)で’22.9月(26.6億ドル)以来20カ月ぶりの最大値を記録した」

と誇っています。何が貢献したのかというと……品目別に見ると以下のようになります。


↑黄色のマーカーが半導体。

2024年05月
半導体輸出:113.8億ドル+54.5%

( )内は対前年同期比の増減
⇒参照・引用元:『韓国 産業通商資源部』公式サイト「2024年05月の輸出入動向」

半導体が対前年同期比で「54.5%」増加しています。これが輸出増に大きく貢献しました。

輸出額の19.6%が半導体です。先にご紹介しましたが、韓国はまた半導体頼みの傾向が強くなってきています。

産業通商資源部は「韓国輸出産業の競争力、すなわち韓国経済のファンダメンタルズが堅固に維持されており、輸出が昨年下半期から韓国経済成長を最前線で牽引(純輸出成長寄与率46~167%)している」と評価していますが、まさにそこが問題なのです。

韓国は希望する「対中国貿易での黒字」はどうなっているのかというと……。


↑黄色のマーカーが「対中国」輸出の金額。


↑黄色のマーカーが「対中国」輸入の金額。

2024年05月 対中国貿易
輸出:113億8,000万ドル+7.6%
輸入:122億8,100万ドル-0.8%
貿易収支(輸出 – 輸入):-9億100万ドル

( )内は対前年同期比の増減
⇒参照・引用元:『韓国 産業通商資源部』公式サイト「2024年05月の輸出入動向」

05月も対中国貿易では赤字でした。2024年の「対中国の貿易収支」の推移は以下のようになります。

02月は貿易収支で黒字になりましたが、これは例外でした。2024年は累計「52億ドルの赤字」です。

韓国が対中国貿易でぼろもうけできた時代は遠くなりました。

(吉田ハンチング@dcp)

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