「毛沢東はカイロ会議に出席した(ことにしたい)」

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大朝鮮・中国小中国・韓国は歴史についてウソばかりついています。

「偉大なわが国」「正統性ある国」であることを主張するため、建国神話をでっち上げているのですが、もはや歴史歪曲という言葉では生易しいほど。「捏造」です。

その例を一つご紹介します。

読者の皆さまも、世界史の授業で「カイロ会議」について習ったでしょう。

カイロ会議
第二次世界大戦中の1943年11月22日から26日にかけてエジプトのカイロで開催された会議。

この会議には、

アメリカ合衆国:フランクリン・D・ルーズベルト大統領
イギリス:ウィンストン・チャーチル首相
中国:蔣介石総統

が参加しました。

カイロ会議の主要な目的は、第二次世界大戦における連合国の対日戦略を協議し、戦後のアジアにおける秩序をどのように構築するかを議論することだった。

この会議の結果として発表された「カイロ宣言」では、以下のような重要な事項が明示された。

1.日本の無条件降伏:日本が降伏するまで戦争を続けること
2.占領地の返還:日本が侵略によって占領した領土(満洲、台湾、澎湖諸島など)を中華民国に返還すること
3.朝鮮の独立:朝鮮が適切な時期に独立することを支持すること

カイロ宣言は、戦後のアジア地域における領土問題や独立運動に大きな影響を与えた。この会議は、後に開催されたテヘラン会議やヤルタ会談と並び、戦後の国際秩序の形成に重要な役割を果たした。

上掲のとおり、同会議に出席したのは、合衆国・イギリス・中国の三カ国の首脳です。このときの中国はもちろん「中華民国」で、代表は蒋介石さんです。

しかし、中国制作の映画『カイロ宣言』(2015年)では……。以下のポスターをご覧ください。

「あれ? 毛沢東ってカイロ会議には出てないでしょ」と驚かされるポスターです。

実はこの映画は、タイトルこそ『カイロ宣言』なのですが、カイロ会議については20数分しかありません。

内容は、蒋介石率いる『国民党』が日本軍と戦い、苦戦を強いられていたが、中国共産党が情報活動で支援していた――というものなのです。


↑ちなみにこういうポスターも作られています。毛沢東が出席したのか?な映画『カイロ宣言』。まるで主導したように見えますが、全然そんなことはなくて、このとき中国共産党は日本軍との戦いを避けて(逃げ回って)延安にありました。

「えーっと、国共内戦とかその後の殺し合いとか、そういうのはどうなっているのかしら……」と思わざるを得ませんが、とにかく『国民党』と『中国共産党』が実は協力して日本軍に当たっていたのだ(だから日本に無条件降伏を強いたカイロ宣言にも偉大な毛沢東の手が及んでいたのだ)――ということにしたい映画です。

ちなみに、毛沢東を演じるのは唐国強さんで、この人は人気俳優です。1994年『CCTV』制作の『三國志』では諸葛亮を演じ、大人気となりました。

そのため、以下のようなパロディーポスターもネット上に出回りました。


↑諸葛亮が出席したのか?な映画『カイロ宣言』。

中国共産党というのは隙あれば、自分たちの正統性を主張するためのウソを平気でつくのです。

(吉田ハンチング@dcp)

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