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中国王毅外相「親中派・二階」と会談。「日本は積極的かつ理性的な対中政策を遂行せよ」

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2024年08月28日、『日中友好議員連盟』で会長を務める二階俊博さん一行が訪中。

王毅外交部部長(外相に相当)と会談を行いました。自由主義陣営であり、アメリカ合衆国の同盟国な日本から「親中派」が訪問するというのは、中国外交部にとっては「ありがたい」ことでしょう。

中国外交部は以下のようなプレスリリースを出しています。

2024年8月28日、中国共産党中央政治局委員で中央外事工作委員会弁公室主任の王毅氏は、北京で日本の日中友好議員連盟会長である二階俊博氏一行と会見した。

王毅氏は、二階俊博氏が長年にわたり中日友好事業に積極的に取り組んできたことを高く評価し、中日両国が一衣帯水の隣国であり、平和共存、世代を超えた友好、互恵協力の大方向を堅持することが、両国の国民の根本的利益に合致し、唯一の正しい選択であると述べた。

過去2年間、両国は国交正常化50周年、中日平和友好条約締結45周年を共に記念してきた。

両国の指導者は、全面的な戦略的互恵関係を推進することを再確認し、新時代の要請に応える建設的で安定した日中関係の構築に合意した。

これにより、二国間関係の発展に対する戦略的な指針が提供された。

王毅氏は、現在の日中関係が過去を引き継ぎ、未来に向けた重要な時期にあり、進展がなければ後退しかねないとの認識を強調しました。

日本側には、対中認識を客観的かつ正確に持ち、積極的かつ理性的な対中政策を遂行し、全面的な戦略互恵関係の立場を実行に移すよう期待している。

中国側は、日本側と共に歴史を鑑とし、未来を切り開き、初心を忘れず、正しい道を守りつつ革新し、共に日中関係を正しい軌道に沿って持続的に健全で安定した発展へと推進する意向である。

二階俊博氏および各党派の代表は、今後も日中関係の安定と改善に尽力し、民間交流や立法機関間の交流を促進し、相互理解と世代を超えた友好を深め、日中両国が共に発展し、共に進歩することを推進していく考えを表明した。

⇒参照・引用元:『中国 外交部』公式サイト「王毅会见日本日中友好议员联盟代表团」

中国の公開する文書フォーマットに則っているため、王毅さんが言ったことがだーっと並び、二階&御一行さまが述べたことは最後の2行だけです。

まるで王毅外相の御託宣を伺いに行ったみたいに見えますね。

(吉田ハンチング@dcp)

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