韓国『大宇造船海洋建設』また破綻。負債比率838%! 2025年はすでに「5社目」

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これまでご紹介し続けてきたとおり、韓国の建設会社はどん底景気でどこも瀕死状態です。

2025年02月28日、韓国の『大宇造船海洋建設』が企業再生手続き(管財手続き)を申請したことが分かりました。


↑『大宇造船海洋建設』のホームページより/スクリーンキャプチャー。「顧客満足度を最優先に成長」しても「破綻するときはする」ようです。

同社は「また」――です。

1969年に『セリム開発産業』」として設立され同社は、財務状況の悪化により2022年末に法定管理を申請。

2023年02月には法廷管理開始となったのですが、売却手続きを進めて08月には『SKY I&D(スカイアイ&ディ)』が買収先に決定されます。これにより法廷管理を免れたのですが、また破綻しました。

この建設不況でついにキャッシュが回らなくなったと見られます。

財務状態はボロボロで、負債比率は838.8%もあります。

負債比率は「負債 ÷ 自己資本」で計算し、100を掛けてパーセント表記にします。負債が自己資本の何%あるかを計算するもので、韓国では一般的に「200%」(=負債が自己資本の2倍)で「危ない」とみなします。

負債が自己資本の約8.4倍もあるわけでから、韓国の基準からいっても「危険」レベルをはるかに超えています。

2025年に入ってから建設会社が法定管理を申請(事実上の破綻)するのは、

『新東亜建設』
『大猪建設』
『サムブ土建』
『アンガン建設』

に続き、これで5社目です。

ちなみに、大昔にご紹介したことがありますが、同社は『大宇造船海洋』という名称を勝手に使っていると見られます。当初、「大宇造船海洋」および「大宇」の商標と商号を5年間のみ使用する契約を結んでいましたが、契約に違反し、現在まで使用し続けているのです。

Money1でもご紹介したとおり、『大宇造船海洋』という会社は事実上の破綻となって『ハンファグループ』に売却され、現在では『ハンファオーシャン』という企業になっています。ですので、本来であれば、『大宇』でも何でもないはずなのです。

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(柏ケミカル@dcp)

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