【追記・修正:大逆転!】韓国『国民の力』 1日で大統領候補を「韓悳洙」に交代! 電光石火で「金文洙を引きずり下ろした」

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<<追記・修正 ここから>>
金文洙(キム・ムンス)さんを引きずり下ろし、韓悳洙(ハン・ドクス)さんを党の大統領候補にした『国民の力』でしたが――大逆転がありました。

金文洙(キム・ムンス)さんと韓悳洙(ハン・ドクス)さんの会談がやはりうまくまとまらず、10日午後11時に非常対策委員会を開催。

『国民の力』党員のARS投票の結果を開封し、確認しました。これによると「韓悳洙(ハン・ドクス)さんへの候補者変更案」は、僅差で否決されたました。

そのため、金文洙(キム・ムンス)さんが『国民の力』大統領候補に復帰。韓悳洙(ハン・ドクス)さんにとっては、いい面の皮となりました。

2025年05月11日、「私、金文洙(キム・ムンス)」さんが、『国民の力』大統領候補として、京畿道果川中央選挙管理委員会で第21代大統領候補に登録されました。

しかし、これで李在明(イ・ジェミョン)さんがより有利な状況になりました。

金文洙(キム・ムンス)さんが代表では勝てないから、韓悳洙(ハン・ドクス)さんにしようとしたのですから。


↑2025年05月11日、韓悳洙(ハン・ドクス)さんは「金文洙(キム・ムンス)が勝利するためにできる限りのことをする」と述べました。この人は苦労人です。

邪推かもしれませんが、「金文洙(キム・ムンス)を代表にしよう」という『共に民主党』側の動きがあったのかもしれません。

李在明(イ・ジェミョン)大統領誕生に向かってまた一歩進みました。
<<以下元記事>>

次期大統領選挙が迫る韓国で「内乱」です。

こういうのこそ「内乱」というべきでしょう。

2025年05月10日の午前0時、『国民の力』が非常対策委員会が開催されました。


↑韓悳洙(ハン・ドクス)さんと金文洙(キム・ムンス)さんの会談は決裂しました。

党の統一大統領候補となった金文洙(キム・ムンス)さんが、韓悳洙(ハン・ドクス)さんとの候補1本化に応じず、「オレは降りない」と頑張り続けたためです。


↑金文洙(キム・ムンス)さんは最後まで「私、金文洙(キム・ムンス)を信じてくれ」「韓悳洙(ハン・ドクス)は後から、そして外からやってきて(選挙という手段を経ていないにもかかわらず)党の大統領候補になろうとしている」と主張して一歩も引きませんでした。

金文洙(キム・ムンス)さんの言葉には一理ありますが、金文洙(キム・ムンス)さんでは李在明(イ・ジェミョン)さんに勝てません。

『国民の力』としてはどうしても金文洙(キム・ムンス)さんを引きずり下ろす必要があります。

そこで非常対策委員会議、および選挙管理委員会を相次いで開催。

韓悳洙(ハン・ドクス)さんに必要書類を提出してもらって(午前3時20分頃に入党)、それに併せて『国民の力』への入党手続きも行いました。

午前4時40分頃、『国民の力』指導部は非常対策委員会で、党の大統領候補を韓悳洙(ハン・ドクス)さんに交代すると議決。

党選挙管理委員会は、


↑左が「第21代 大統領候補者 選出取消公告」、右が「第21代 大統領候補者 選挙候補 登録公告」

・金文洙(キム・ムンス)候補の選出取り消し
・韓悳洙(ハン・ドクス)さんを党の大統領候補として登録

――と公告を出しました。

『国民の力』は真夜中に会議を始め、太陽が上るころには、いったん統一候補と決まった金文洙(キム・ムンス)さんを引きずり下ろし、韓悳洙(ハン・ドクス)さんを『国民の力』統一大統領候補に仕立て上げました。

味方同士でド付き合いをやっているわけですから、これこそ「内乱」といえるでしょう。

やっぱり李在明(イ・ジェミョン)さんは大笑い

先の記事で、李在明(イ・ジェミョン)さんはきっと大笑いしているでしょう――と書きましたが、当たらずとも遠からずでした。

10日になって、記者からの質問を受けて、李在明(イ・ジェミョン)さんは「夜中の大統領候補者交代劇」に対して、

「あれでも政党と言えるのか」
親衛クーデターだ

――と述べました。

『国民の力』の大統領予備選で残った3人は以下のように感想を述べています。

洪準杓(ホン・ジュンピョ)
「某が戒厳令で自爆したかと思えば、別某が候補の強制交代でファイナル自爆をするのか」
「これで韓国保守レミング政党は消滅し、イ・ジュンソクだけが残るのだな」
(Facebookに投稿)

韓東勳(ハン・ドンフン)
「北朝鮮でもこんなことはしない」

安哲秀(アン・チョルス)
「候補交代の破廉恥劇を強く反対する」
「恥ずかしくて恥ずかしくて、惨憺たる思いである」

先にご紹介したとおり、洪準杓(ホン・ジュンピョ)さんは本日10日に合衆国に出発です。

今回の措置について、もちろん金文洙(キム・ムンス)さんは怒り心頭です。候補者選出の取り消しは違法として、ソウル南部地裁裁判所に、効力停止仮処分を申請しました。


↑尹錫悦(ユン・ソギョル)政権の下で国務総理(首相に相当)を務めた韓悳洙(ハン・ドクス)さん。この人は苦労人です。

――というわけで、『国民の力』の統一候補は韓悳洙(ハン・ドクス)さんになりました。

問題はこれで李在明(イ・ジェミョン)さんに勝てるのか?――です。

(吉田ハンチング@dcp)

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