韓国・李在明「いくぜKOSPI 5,000」

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2025年06月26日、韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は国会施政演説(시정연설)を行いました。

発言を以下に引きます。

「経済危機の中で政府が手をこまねき、緊縮だけに固執するのは、無責任な傍観であり、政府の存在理由を自ら否定する行為だ」

「今が(政府財政を使う)タイミングだ」

「崩れた経済を回復し、民生経済を立て直すことは、今われわれが解決すべき最も緊急の課題だ」

「成長の機会と成果を共に分かち合う『公正成長』の門を開くことで、格差と不平等を緩和し、『みんながともに豊かに暮らす社会』へ進める」

「新しい国、本当の大韓民国をつくるのは、大統領ひとりではできない」

「予測可能で合理的な社会をつくるため、私たち全員が最低限の合意を守らねばならない」

「規則を破って儲けても意味がなく、規則を守って損をしない公正な社会をつくることも、皆の協力なしには実現できない」

「資本市場も正常化させねばならない」

「資本市場の透明性と公正性を回復すれば、経済も回復し、企業も秩序ある成長を遂げる好循環が生まれ、KOSPI(コスピ)5,000時代を切り開ける」

「公正に努力して勝ち取った成功には拍手を送りたい社会をつくるべきだ」

「既得権や特権、不正行為、抜け道によって動く国ではなく、公正の土台の上で皆が秩序を守る常識的で合理的な社会へ進むべきだ」

「新しい社会へ変わる過程は痛みを伴うが、雑草を取り除いてこそ種をける」

「大統領継承委員会もなく始まった政府が緊急に補正予算を編成した理由は、わが国経済の状況がそれほど深刻だからだ」

「12・3違法非常戒厳令は、そもそも停滞していた内需経済に致命打を与えた」

「アメリカ合衆国発の関税ショックから、最近のイスラエル・イラン紛争まで、急変する国際情勢は、先がまったく予測できない」

「だから、今こそ経済が再び動き出せるよう、政府が前に出なければならない」

「経済危機の中で政府が緊縮一辺倒で手をこまねくのは無責任な傍観であり、政府の存在意義を自ら否定するものだ」

「『経済はタイミング』という格言があるが、今まさにそのタイミングなのだ」

「(補正予算案は)経済危機という干ばつを解消し、経済回復への『助走』となる最小限の措置」

「政府が補正予算案に盛り込めなかった内容があれば、国会の審議過程で遠慮せずに意見を出してほしい」

第2次補正予算「30.5兆ウォン」を組んだことについては、以下のように述べています。

「深刻な内需停滞に対応するため、消費刺激予算11兆3,000億ウォンを盛り込んだ」

「国民一人当たり15万ウォンから最大52万ウォンの支援を行う」

「景気活性化のための投資促進予算3兆9,000億ウォンを編成した」

「鉄道・道路・港湾など実施可能なSOCに早期投資し、停滞した不動産PF市場に総額5兆4,000億ウォンの流動性を供給するなど、建設景気を立て直す予算を含んでいる

「小商工人や弱者層などを支援する民生安定予算5兆ウォンを盛り込んだ」

「コロナパンデミック危機から12・3違法非常戒厳令まで激甚な苦痛を受けている小商工人・自営業者・弱者のために特別対策が必要だ」

「10兆3,000億ウォン規模の歳入改正を進め、財政正常化の第一歩とする」

「新政府は変則でも抜け道でもない、透明で責任ある財政政策を展開していく


↑演説を終えて国会から退出する李在明(イ・ジェミョン)大統領。

最後の「透明で責任ある財政政策を展開していく」が重要なポイントです。先にご紹介したとおり、韓国政府の財政は火の車です。

文在寅政府と同じように、李在明(イ・ジェミョン)政府は政府負債を積み上げることになるでしょう。ツケはもちろん国民に回ります。

(吉田ハンチング@dcp)

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