ウォン安が大きく進行しています。
タイミングがいいのですが、2026年03月31日、『韓国銀行』が「外国為替当局の純取引(2025年第4四半期)」を公表しました。面白いので以下をご覧ください。
□2025年第4四半期中、市場安定化のために外国為替当局が外国為替市場で実施した外国為替取引額
o外国為替取引取引額:-224.67億ドル
⇒参照・引用元:『韓国銀行』「外国為替当局の純取引(2025年第4四半期)」
純取引額ですので「買収 – 売却」で求めます。マイナスであるということは、すなわち「224.67億ドルも売り越した」ことを意味しています。
ドル売り・ウォン買いを大量に行って、ウォン安阻止に励んだ結果です。
ドルウォンの日足チャートで四半期ごとの純取引金額を見てみましょう(チャートは『Investing.com』より引用)。

2025年10月から始まったウォン安トレンドの進行が大きく効いたようです。Money1でもご紹介したとおり、10月には海外への海外投資(アメリカ合衆国証券市場への投資)が巨額となり、ウォン安を進行させる原動力となりました。

↑最新の国際収支統計による株式投資の数字。2025年10月には180億2,200万ドルも貸資産が増加しています。これはウォン売り・ドル買い ⇒ 外国株式への投資の結果です。つまりそれだけウォン安圧力が高かったことになります。
⇒データ出典:『韓国銀行』公式サイト「ECOS」

本日もウォン安が急進していますので、韓国の外為当局はスクランブルでしょう。まあ勢いが強いときは、止めることなどできません。
そういえば、韓国大統領に成り上がった李在明(イ・ジェミョン)さんは、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の時代には、「1ドル=1,400ウォン」に到達したことについて、
「제가 어제 환율이 1,400원을 돌파하는 상황을 보고,
고물가 문제뿐만이 아니라 국가 경제 전반에서 상당히 위기가 현실화된다는 생각이 들었습니다」
昨日、為替が1,400ウォンを突破する状況を見て、物価問題だけでなく、国家経済全般においてかなりの危機が現実化していると感じた」※
――などとほざいて尹政権を非難していたのですが、とうとう「1ドル=1,500ウォン」を突破した現状は「かなりの危機が現実化している」とは言わないのでしょうか?
※2024年04月17日、『共に民主党』「緊急経済状況点検会議」における李在明(イ・ジェミョン)の冒頭発言。
もっとも「1ドル=1,500ウォン」を突破したからといってスグに韓国に経済危機が訪れるということではありません。なぜなら市場に絶対的な閾値などないからです。
あるのは相対的な指標だけで、市場のプレーヤーが「これは韓国はもう駄目だろ」と認識することが致命的に危険です。その意味では、中国共産党が上から下までやっている「デフレって言うなー。逮捕するぞ」は効果的なのかもしれません。
もう何度だっていいますが、この李在明(イ・ジェミョン)という人は経済的には何も分かっていないボンクラです。理解できるのは(実践してきたのは)「お金をまけばばかな市民が喜ぶんだ」ということだけです。
(吉田ハンチング@dcp)






