2026年08月28日、韓国の大統領府は「青年予算アンボクシング2027」というイベントを主宰。大統領に成り上がった李在明(イ・ジェミョン)さんは自身が表に立って若者と触れ合うというパフォーマンスを行いました。

なぜこんなパフォーマンスを行ったかというと、自分と政権に対する指示が弱体化しているからです。

上掲は『リアルメーター』世論調査の結果ですが、李在明(イ・ジェミョン)さんの国政遂行に対する評価は08月第3週「肯定的評価:40.2%」「否定的評価:56.9%」となっています。
ご注目いただきたいのは、肯定的評価が07月第2週に「48.9%」をつけた後、6週連続で下落。07月第4週には否定的評価が肯定的評価を上回ってデッドクロス。
08月第3週に否定的評価が「56.9%」に達しました。

李在明(イ・ジェミョン)さんとしては、ここで人気回復のために何か一発パフォーマンスを行わなければならない状況だった――というわけです。しかも20代の若者から左派・進歩系人士は人気がありません※ので、特に若者に向けてアピールする必要があったのです。
※自分たちが嫌われていることについて「20代は右傾化している」という寝言を述べています。自分たちが若者からすれば「打倒すべき既得権益層になっている」という事実に目を背けているのです。
この「青年予算アンボクシング2027」で李在明(イ・ジェミョン)さんは、。
「私が育った時代には『若いうちの苦労は買ってでもしろ』『失敗は成功の母』、こうした話が真理のように受け入れられていましたが、最近では『失敗は奈落への近道』、まあ、そのように考えられることもある。
一度転べば二度と立ち上がれない、借金を抱えたまま一生生きなければならないという不安感がある」
「青年にもっと努力しろと言う前に、努力した分だけ経済的な機会を得られる社会をつくることが国家の責任だ。
経済成長を通じてパイを大きくしてこそ機会が増え、その中で機会をどのように公正に分配するかを考えることに実効性があるだろう。そこに全力を注ぐ」
――と述べました。
言っていることは真っ当に聞こえるかもしれませんが、李在明(イ・ジェミョン)の成果は真逆です。いや、若者が雇用難に苦しんでいますから、成果は上げていないというべきです。
そもそも若者が「失敗は奈落への近道」と考えるような社会を造ったのは、あんたら世代だろうが――です。

李在明(イ・ジェミョン)政権がいいだしているは、またぞろ「バラマキ」です。しかも今回は若者に特化したばらまきです。
若者にお金をまくよ! 若者の味方・李在明です
大統領府によると来年度予算案には、
●青年未来積立預金の加入所得要件撤廃などの制度改編に1兆7,000億ウォン
●大学生の「初キャリア・プロジェクト」に4,650億ウォン
●青年雇用跳躍奨励金の対象および金額拡大などに9,012億ウォン
――が盛り込まれています。
面白いのは、
●毎日30分以上運動すると商品券のように使えるポイントを付与する「トゥントゥンマネー」※
●公演・展示・映画鑑賞・書籍購入の費用を支援する「文化パス」の対象を拡大
といった項目が盛り込まれていることです。
※튼튼(トゥントゥン)=丈夫な、健康な、頑健な/머니(モニ)=英語の moneyなので、直訳的すれば「健康マネー」「元気マネー」といったネーミングです。
大学生6万人が「スペック(就職に必要な経歴・資格などのこと)」を積めるよう、月230万ウォンの実習支援費を政府と企業が半分ずつ負担し、「中小・中堅企業に就職した青年には年間最大900万ウォンの支援金」を支給するとしています。
先にMoney1でもご紹介したとおり、李在明(イ・ジェミョン)さんは「就職難? せや起業したらエエねん」と他人事のような意見を表明していますが、創業初期の青年については、保険料を最大80%支援する――とのこと。
この他にも、
●医学・薬学系を除く地方の国立大学30校に全額奨学金を新設
●青年向け家賃支援の所得基準を「基準中位所得60%から100%」へ緩和
●基礎生活保障受給者に次ぐ低所得層(次上位階層)以下の青年に対する家賃支援期間は48カ月へと2倍に拡大
●「青年未来積立預金」一般型の所得基準を撤廃
●優遇型の政府拠出金の支給比率を12%から15%に引き上げ
●地方の中小企業に勤続する青年は政府拠出率を25%まで適用
●「生産的金融・個人総合資産管理口座(ISA)」に加入した総給与7,500万ウォン以下の青年については、払込額の10%を所得控除
――という施策を打ち出しています。2点あります。
1点目は「また支出を拡大するのか」――です。別記事にしますが、韓国政府の支出(歳出)は異常なほど拡大しています。
「コレどうすんの?」という現状なのですが、李在明(イ・ジェミョン)さんは自分が退任した後のことなどこれっぽっちも考えてはいません。李在明(イ・ジェミョン)さんが考えているのは、ただただ保身と身の安全だけ。
「自分が監獄に行かないようにしよう。そのためには何でもやるぞ」です。
2点目。韓国の若者は別に「お金くれ」なんて主張はしていません。彼らは「自分たちを公正に扱ってくれ」といっているだけです。
ずいぶん前にご紹介しましたが、韓国の若者は「現在の既得権益層を吊るす」ことができないと、社会をより良くなどできません。
(吉田ハンチング@dcp)





