ムニューシン財務長官(Steven Terner Mnuchin)は、アメリカ国債を「(中国は)自由に自らがしたいように行動できる」なんて発言してしまいましたが、こんなことはやはり言うべきではなかったのです。
中国がアメリカ国債を売却し、その保有金額が減ったことが報告されていますが、
中国によるアメリカ国債の売却
↓
アメリカ国債の金利上昇
↓
アメリカ株式市場の下落
(株式から債券への資金の移動)
という図式が成立したために、10月の1・2週の急降下トレンドが生じたのは明白ではないでしょうか。中間選挙を何とかしたいトランプ大統領がここに来て中国をあまり刺激しなくなっているのは、国民に分かりやすい株式市場が下落し、その糸が中国によるアメリカ国債の売却につながっているからです。また、そのことを分かっているからです。
ダウンタウンの浜田さんなら「だから僕言ったでしょ!」と突っ込むところです。合衆国は自国の国債を大量保有している国に対して「どうぞご自由に」なんて言うべきではないし、言ってはいけないのです。
(柏ケミカル@dcp)