「中国は日本に攻めてこない」と考えてはいけない

広告
おススメ記事

ロシアが無法に軍隊を使ってウクライナに現状変更を迫っています。これを許せば、法律による秩序を武力で壊してしまってもいいことになります。

ですから断じてロシアの主張と侵攻を認めるわけにいきません。

ロシアと同様に非常に危険な国が日本の近所にあります。中国です。

中国は武力による現状変更を強いる国です。最近のことは覚えていても昔のことは……という向きが多いかもしれません。中華人民挙和国が1949年に建国してから「10年前の2012年まで、どのような紛争を隣国に仕掛け、領土拡張の試みを続けてきのか主なものだけでも見てみましょう。

1950年:朝鮮戦争(北朝鮮が南朝鮮に侵攻)
(開戦時に朝鮮民族によって編成された部隊を派遣)
(後に義勇軍名目で人民解放軍が参戦)
1950年:現在のチベット・ウイグル自治区を併合
1954~1955年:第1次台湾海峡危機
1958年:第2次台湾海峡危機
1962年:中国がインドに侵攻(中印戦争)
1969年:中国がソ連に侵攻(中ソ国境紛争)
1974年:中国がベトナムから西沙諸島を強奪
1979年:中国がベトナムに侵攻(中越戦争)
1988年:中国・ベトナムの間で南沙諸島海戦
(中国が南沙諸島の領有を主張し衝突)
1994年:中国がフィリピンからミスチーフ環礁を強奪
1995~1996年:第3次台湾海峡危機
2001年:海南島事件(合衆国EP-3偵察機と中国機が空中衝突)
2009年:インペッカブル事件(アメリカ海軍の音響測定艦インペッカブルに対し中国人民解放軍海軍の調査船5隻が包囲)
2010年:尖閣諸島沖の日本領海内で海上保安庁巡視船と中国漁船の衝突事件
(当時の菅直人首相は中国に阿り船長を釈放)
2012年:中国がフィリピンからスカボロー礁を強奪

中国共産党が支配する中国は上掲のようなことを行ってきました。現在、この「中国の侵略的傾向」をまるでなかったかのように考え、語る人がいますが、全く同意できません。

現在でも台湾海峡は危機的状況ですし、南シナ海での国際法無視の進出を続けています。日本に対する威嚇と無法な領土主張も継続中です。

中国は遅れてきた帝国主義国であり、今でも現状を変更して領土拡張・権益拡張を試みているのです。しかも国際法など一顧だにしません。根本部分はプーチン大統領のロシアと全く同じです。

ですから、日本は中国に対して決して油断するべきではないのです。

注意しなければならないのは、中国はたとえ相手が核兵器を持っていたとしても平気で侵攻することです。1969年の中ソ国境紛争では、ソ連は原爆を投下する寸前までいきました。

この歴史的事実は、核兵器を保有する合衆国が後ろにいるからといって「中国が侵攻しない」という保障にはならないことを物語っています。

そのため、日本は独力でも中国に対峙しうる武力を保持しなければならないのです。

(吉田ハンチング@dcp)

広告
タイトルとURLをコピーしました