韓国の尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は、前文在寅大統領が無茶苦茶な政治を行ったのでそれをいちいちひっくり返さなくてはならず非常に苦労しています。
文在寅さんは、運動圏上がりの「親北朝鮮しか考えない理念先行の左派政治家」でした。こういう人物をTopに据えるとろくでもないことになるという見本だったといえます。
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領のデッドコピーだったともいえます。
文大統領がいけないのは、後先考えず、現実を顧みず、国民に受けそうな格好のいいスローガンだけぶち上げてそれを喧伝させ、「後は丸投げ」という非常に無責任な態度だったことです。
「所得主導経済」しかり、「最低賃金1万ウォン」しかり、「脱原発」に「基幹産業安定基金」、「K防疫」や「韓国版ニューディール」……挙げればきりがありません。
自分のぶち上げたことがうまくいかず、国民から批判の声が高まると、青瓦台の奥深くに閉じこもって逃げ、釈明などは政府機関の他の人間にやらせる。
為政者として責任ある態度といえるでしょうか。
ただし、このような無責任な姿勢は、韓国、いや朝鮮の為政者の伝統芸ともいえるのです。
古田博司先生の著作にずばりこの点を指摘された文がありますので、以下に引いてみます。
無責任極まりない歴代朝鮮の為政者たち
(前略)
このように朝鮮の為政者は、いつも負うべきものを放り出すのである。李朝の仁祖は満州軍を民衆に放り出した。
一九〇五年、第二次日韓協約の時、高宗は朝鮮の命運を大臣たちに丸投げした。
韓国初代大統領の李承晩氏は国民を棄てて逃亡し、一九九七年の金融危機の際、金泳三氏はIMF(国際通貨基金)に国を投げ出した。
韓国人の意識構造の「恨(ハン)」とは、為政者に放り出された民衆の嘆きから始まるのである。
(後略)⇒参照・引用元:『醜いが、目をそらすな、隣国・韓国!』著・古田博司,ワック,2014年03月04日 初版発行,p96
古田先生によれば「為政者が無責任で丸投げするのは李朝からの伝統」ということになります。
つまり、朝鮮の為政者に連なる文在寅大統領が「無責任丸投げ居士」だったのは、特に目新しいことではなく、伝統芸が発揮された結果――と見ることができます。
尹錫悦(ユン・ソギョル)さんがそのような大統領として任期を終えないことを心より祈念いたします。
(吉田ハンチング@dcp)