07月02日、『ウォ-ル・ストリート・ジャーナル』は、ドイツ銀行が株式事業の一部譲渡をシティグループ、BNPパリバと協議していると報じました。また、ドイツ銀行は最大500億ユーロ(約6兆700億円)規模のバッドバンクの設立を計画しているとのこと。
バッドバンクは不良債権を処理するための受け皿ですが、これによってドイツ銀行本体を生き残らせ、事業を継続しようというわけです。500億ユーロは確かに巨額ですが、この規模で間に合うのかという点は気になります。また、不良債権を処理できたとしても、その分の評価損を計上しなければなりませんからドイツ銀行の賃借対照表はかなり毀損されることになるでしょう。
⇒参照記事:『Money1』「『バッドバンク』とは?」
https://money1.jp/?p=9187
⇒参照記事:『Money1』「ドイツ銀行のナニが危ないのか?」
https://money1.jp/?p=8956
(柏ケミカル@dcp)