アメリカ合衆国が発動している「中国に半導体を渡さない戦術」が奏功しているようです。
2023年第1四半期、中国の「半導体輸入・輸出」の両方に急ブレーキがかかったことが分かりました。
中国の海関総署(税関)によると、中国の半導体輸入は以下のようになります。
2023年第1四半期
半導体輸入(unit):1,082億個(-22.9%)
半導体輸入(金額):785億ドル(-26.7%)※( )内の%は対前年同期比の増減
個数で見ても、金額で見ても急減といっていい数字です。個数よりも金額の減少幅が大きいのは、世界的なIT需要低迷で、半導体価格が下がっていることが原因と推測できます。
中国は世界一の半導体輸入国。穀物より、燃料より半導体を輸入しています。製造業にないと困るのが半導体です。半導体輸入が急減しているのは、中国経済の先行きには不安を感じさせます。
効いてる効いてる――といったところでしょうか。
また、2023年第1四半期の半導体輸出量も609億個で対前年同期比で「13.5%減少」です。
リオープニングと喧伝しているのに、これはどうしたことでしょうか。実は中国の製造業は現在輸出難にあえいでいます。
コロナ禍によって都市封鎖を強行したため、そんなことするなら輸入元を「中国から移動するべや」としたサプライチェーンの組み換えが起こり、それが元に戻っていないものと推測できます。いったん失った信用はそう簡単には戻られないというわけです。
なんの罪もない日本人を拘禁して恥じないような国の行く先など、どうなろうが知ったことではありませんが、もっと中国を締め上げるような強い措置を取らねばならないでしょう。
(吉田ハンチング@dcp)