中国・武漢での新型コロナウイルスのアウトブレイク、これが収まる気配はありません。凄絶な状況がネット経由で漏れ伝わっており、中国政府が情報統制をかけているとのことですが、どうも無駄なようです。
またこの新型ウイルスの拡散は経済にも大きな影響を与えています。以下は「上海株式総合指数」です。
「3,000」を割り込む激しい下落に見舞われています。01月24日(金)-30日(木)は春節(旧正月)で株式市場はお休みですが、この間に事態が少しでも好転していないと戻すのが難しくなると考えられます。
まずいことに武漢は中国における交通の要衝※で、武漢から脱出した人が春節で中国各地に移動し、そこでウイルスを拡散するかもしれません。アウトブレイクエリアが拡大する可能性があるのです。
中国株に投資している人にとってはまさに天災ですが、中国政府による防疫体制の不備によるところが大ならこれは人災です。
※『三国志』が好きな人なら「江夏」といえばすぐにお分かりなるでしょう。諸葛亮が天下三分の計を開陳した際に、「中国の交通を管制する地たる荊州を押さえ……」と説明した、その荊州でも重要な都市こそ現在の武漢です。
(柏ケミカル@dcp)
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