2024年04月12日、中国外交部の定例記者ブリーフィングで、日米首脳会談への非難がありましたのでご紹介します。以下です。
『Reuters(ロイター)』記者:
岸田文雄首相は昨日、アメリカ議会での演説で、アメリカ人は世界情勢におけるアメリカの「不可欠な」役割を疑うべきではない。世界が直面する最大の挑戦は中国であり、その外交姿勢と軍事行動は「史上最大の戦略的挑戦」である、と述べた。これに対する外交部の反応は?毛寧:
中国は日本側の関連発言に強い不満と断固とした反対を表明し、日本側に厳粛な申し入れを行った。中国は常に世界平和の建設者であり、世界の発展に貢献し、国際秩序の擁護者であることを強調したい。
中国は常に平和的発展の道を堅持し、防衛的な国防政策を堅持し、率先して戦争を起こしたことはなく、いかなる国に対しても脅威を与えることはない。
地域の平和と安定に対する真の挑戦は、アメリカ合衆国と日本が「小さな輪」の中で団結し、集団的対立を煽っていることである。
日本は軍国主義に道を踏み外し、侵略戦争を起こし、人道に対する重大な罪を犯し、地域と世界に大混乱をもたらした。
日本は、侵略の歴史を真剣に反省し、アジアの近隣諸国の安全保障上の懸念を尊重し、近隣諸国の安全保障上の脅威を誇張したり、自らの軍事的躍進を言い訳にしたりすることをやめ、アジアの近隣諸国や国際社会からの信頼をこれ以上失わないようにすべきである。
今回の日米首脳会談は中国をいたく刺激したようです。
しかし「中国は常に世界平和の建設者であり、世界の発展に貢献し、国際秩序の擁護者である」という発言は出色です。他のどんな国にもここまで厚顔無恥な発言はできないでしょう。
(吉田ハンチング@dcp)