2024年05月23日、アメリカ時間の電気自動車メーカー『Tesla(テスラ)』は「Impact Report 2023」を公表しました。
↑『テスラ』が公表した「Impact Report 2023」。
このリポートで注目されているのが「2030年までに2,000万台の販売を達成する」という文言が消えたことです。
イーロン・マスクCEOは「2020年に10年後には『トヨタ』の2倍にあたる2,000万台の販売を目指す」と述べていました。2021・2022年の「Impact Report」ではこの目標についての言及があったのですが、これがなくなったのです。
『Reuters(ロイター)』では、この文言の消失について「『テスラ』がロボタクシーにシフトしている証左」とする記事を出しています。
また、2万5,000ドルの低価格版電気自動車の開発を棚上げしているのはないか、とも。ちなみに『テスラ』の株価は以下のように推移しています(日足:チャートは『Investing.com』より引用/以下同)。
ローソク足を月足にして時間軸を引くと以下のようになります。
電気自動車の需要にブレーキがかかって、『テスラ』も戦略の転換を迫られていると見られます。
(吉田ハンチング@dcp)