中国と韓国は「子育てのコスト」が高すぎる! 中国は1人当たりGDPの6.3倍、韓国は7.79倍

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小ネタかもしれませんが、中国経済に影響を与える話ですのでご紹介します。

中国の人口はどんどん減ります

中国の『育娲人口研究』(Yuwa Population Research)のデータによると、中国の総人口の推移は以下のようになるとしています。

データ出典は以下でMoney1でグラフ化しました。
⇒参照・引用元:『育娲人口研究』「将来の人口予測」

すでに14億人はおらず、12.8億人とする識者の推計もあるのですが、『育娲人口研究』によれば2040~2070年の中国の総人口の推移は上掲にように予測されています。

2024年には「13.13億人」、2070年には「9.76億人」になるとのこと。

ちょっと予測が甘いのではないか、とも思われますが、とりあえずこういう数字になっています。中国では人口減少に対して危機感を覚えていますが、ディストピア化が激しく、景気も低迷して若い世代の皆さんが将来の希望を持てなくなっています。

人口が減少するのは「結婚・子供をつくり育てる」という行為を行わない人が増加しているからですが……。

中国と韓国は「子育てのコストが高すぎる!」

結婚・子供をつくり育てるのを「したくない」と思ってしまう原因の一つは、子育てにかかるコストが高すぎるという点です。

同じ『育娲人口研究』が、子育てのコストのついて分析したデータがあります。以下が「中国生育成本报告 2024年版」というリポートです(2024年02月に公表)。

これは、「中国で0~17歳の子育てを行うのに、1人当たりいくら掛かるのか」を調査したものです。以下が、リポートの中にある中国全土・各省の平均金額になります。

中国全土の1人当たり子育て(0~17歳)に掛かる平均金額:53万8,312元
(約1,139万682円

2024年02月22日のレート「1元=21.16円」で計算/以下同
⇒参照・引用元:『育娲人口研究』公式サイト「中国生育成本报告 2024年版」

中国全土の平均で「53万8,312元」となっています。

これを「1人当たりのGDP」と比較すると面白いことが分かるのです。


負担の軽い順に並んでいます。

オーストラリア:2.08倍
シンガポール:2.1倍
スウェーデン:2.91倍
スイス:3.51倍
アイルランド:3.57倍
ドイツ:3.64倍
アメリカ合衆国:4.11倍
日本:4.26倍
カナダ:4.34倍
ニュージーランド:4.55倍
イギリス:5.25倍
イタリア:6.28倍
中国:6.3倍
韓国:7.79倍

⇒参照・引用元:『育娲人口研究』公式サイト「中国生育成本报告 2024年版」
ただし上掲は年数が異なるなど、条件が全く同一ではないので「参考データ」としています。

1人当たりのGDPと比較していますので、いわば「稼ぎ」と比較して、子育てのコストがどのくらい重いのかを示しているわけです。

中国は「6.3倍」とかなり重いですが、韓国は「7.79倍」と中国の上をいくのです。

韓国でも「子供を持ちたくない」という人が多いですが、それは中国と同じく「子育てのコストが高すぎる」というのが一つの原因と推測できます。

(吉田ハンチング@dcp)

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