安値トレンドがどこまで続くのかが注目されている韓国通貨「ウォン」。2020年02月14日(金)が締まりました。ローソク足1本が1日の値動きを示す「日足」のドルウォンチャートは以下のようになっています(チャートは『Investing.com』より引用)。
一時は「1ドル=1,180.88ウォン」までウォン高が進んだのですが、17:50ごろに底を打ち、ウォン安方向へ戻して終値「1,183.46ウォン」で決着しました。14日全体の値動きをローソク足1本が1分間の値動きを示す「1分足」で見ると以下のようになります。
先の記事でもご紹介しましたが、すわ為替介入か?(しかし「なぜここで?」)という気になるプライスアクションが現れたのは赤丸で囲んだところです。拡大すると以下のようになります。
きれいにローソク足の下端がおよそ「1ドル=1,182.09ウォン」で揃っており、非常に不自然な印象を与えます。また先の記事で「なんだこりゃ」とご紹介したローソク足の下端もまたこのおよそ「1ドル=1,182.09ウォン」で揃っています。
先の記事でも書きましたとおり「なぜここで?」という値であり、恐らく気にしすぎなのでしょうが、14日のプライスアクションの中では特に注目のポイントでした。
金曜日の市場が終わり、1週間の値動きも締まりましたので、ローソク足1本が1週間の値動きを示す「週足」で見てみると以下のようになります。
上掲は、株式やFXなどを取引される方にはおなじみの「フィボナッチリトレースメント」を当てたものですが、02月第2週は実体線では天底から天井までの38.2%戻しまで達しませんでした。下ヒゲも「半値戻し」の「50%」まで達していません。
さて次週のウォンは高値進行になりますか、それとも安値進行に回帰するでしょうか?
追記
02月17日(月)の取引がスタートしました。ドルウォンチャート初動について以下の記事を制作いたしました。本記事に併せてお読みいただければ幸いです。
(柏ケミカル@dcp)