今年も「韓国のお金持ち」についてのリポートが出ました。
2022年12月22日、『KB金融持株経営研究所』が「Korea Wealth Report 2024」を公表しました。
このリポートでは、資産を10億ウォン以上保有する人を「富裕層」とします。
例えば、富裕層の人口については以下のようにリポートしています。
韓国の富裕層の数
「韓国の富裕層」は2024年に46万1,000人となり、前年(2023年)比1.0%増加しました。首都圏では前年から2,400人増加したものの、富裕層の集中度は減少しました(2023年:70.6%、2024年:70.4%)。
金融資産10億ウォン以上を保有する個人を指す「韓国の富裕層」は2024年に46万1,000人で、総人口の0.90%を占めています。前年(45万6、000人)比1.0%(5,000人)の増加にとどまり、統計開始以来、最も低い増加率を記録しました。
地域別の分布を見ると、最も多くの富裕層が住むのはソウルで20万8800人(2023年:20万7300人)、次いで以下の順に分布しています:
京畿道:10万1,700人(2023年:10万700人)
釜山:2万9,200人(2023年:2万8,500人)
大邱:1万9,300人(2023年:1万9,400人)
仁川:1万4,100人(2023年:1万4,200人)首都圏(ソウル、京畿道、仁川)には韓国富裕層の70.4%(2023年:70.6%)、合計で32万4,600人(2023年:32万2,200人)が居住しており、この地域で前年より2,400人増加しました。
ソウル内では、瑞草(ソチョ)、江南(カンナム)、松坡(ソンパ)の「江南3区」に韓国富裕層の45.5%(2023年:45.0%)が住んでいることが明らかになりました。
資産10億ウォン以上を保有する富裕層は46.1万人で全人口の0.9%です。
統計を取り始めて以来、最も低い対前年同期比の増加率「1.0%」というのは、韓国がどん底景気であることが反映しているでしょう。
では、この46.1万人が幾ら資産を保有しているかというと、「約2,826兆ウォン」で、これは家計資産全体の約59%を占めます。
つまり全人口の0.9%が、全資産の59%を有していることになります。
(吉田ハンチング@dcp)