2025年08月01日、韓国の関税庁が「2025年07月の輸出入状況」を公表しました。以下をご覧ください。
2025年07月
輸出:608億2,200万ドル(5.9%)
輸入:542億1,100万ドル(0.7%)
貿易収支(輸出 – 輸入):66億1,000万ドル2025年01~07月
輸出:3,955億4,200万ドル(0.8%)
輸入:3,611億5,200万ドル(-1.2%)
貿易収支(輸出 – 輸入):343億9,100万ドル⇒参照・引用元:『韓国 関税庁』公式サイト「2025年07月の輸出入状況」
当月の貿易収支は「66億1,000万ドル」です。2025年の貿易収支の推移は以下のとおりになります。

2025年01~07月累計の貿易収支は「343億9,100万ドル」です。
2024年01~07月累計の貿易収支は「265億8,100万ドル」でしたから、対前年同期比で「+29.4%」の良い結果です。
それは良いとしても、当月のデータで面白い点があります。
対米輸入が当月激減しているのです。以下は産業通商資源部の公開したデータの中にある、「主要貿易相手国・地域からの輸入金額」の推移です。

2025年07月は、合衆国からの輸入金額が対前年同期比で「-19.0%」と激減しています。
理由は何でしょうか。産業通商資源部のプレスリリースには何ら説明がないのですが、例えば――、
半導体、機械、化学製品など、合衆国からの輸入に依存する分野で景気の冷え込み。特に韓国国内の投資や設備更新需要が減少しており、輸入が減った。
国企業が製造・調達の拠点をアジア域内やEUにシフトしており、合衆国への依存度が低下。
――といった理由が考えられます。ただこの減少幅は異常です。
(吉田ハンチング@dcp)







